アウディのイメージと言えば、現在ではプレミアム感が大きいのではないでしょうか。

そんなブランドのイメージというのは、簡単にできるものではありません。多くのクルマがハイテクを前提としていたり、耐久性や走行性能が優れているといった基本性能を高度に実現していても、それが富裕層にウケるかというと、そんなことは当たり前だろう、と言われそうです。

今回、アウディはその最上級モデルであるA8シリーズの中にあっても頂点となる最上級リムジンとなるA8 W12と、最大級のスポーツセダンであるS8を、正式発表の目前に「ほんの一部の人々」に公開しました。我々マスコミもほんの少しだけ呼ばれ、その一旦を見せてもらえました。

会場は恵比寿ガーデンプレイスで、三ツ星レストランを貸し切ったパーティをベースに、音楽、ダンスなどのパフォーマンス、芸能人やモデルをゲストとして招き、ハンドルを握りたい人には運転を味わわせ、後席を体験したい人はショーファーが都内をドライブする、といった庶民だったらどれも経験できないようなイベントです。

この世界を、選ばれたユーザーやその候補者に見せることで、アウディのプレミアム感はさらに高まっていくのでしょう。

プレミアムブランドはかくして作られていくのです。

(小林和久)

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アウディのプレミアムな世界観はこうして作られる(http://clicccar.com/2014/08/08/264418/)