元マンU監督のモイーズ、アラダイスの後任としてウェストハムへ?

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 元マンチェスター・ユナイテッド監督のデイヴィッド・モイーズが、ウェストハムの新監督候補に挙げられている。2日の英紙『ミラー』が伝えている。

 現在、ウェストハムで監督を務めるのは就任4シーズン目を迎えるサム・アラダイス。就任1年目でチームをプレミア昇格に導き、その後も2シーズン連続でプレミア残留と一定の結果を出しているものの、昨シーズンからフロントとの確執が噂されており、将来が不透明だ。クラブ側は、1500万ポンドで獲得しながらケガが多く活躍できていないFWアンディ・キャロルなど、アラダイスの補強策に疑問を抱いている。また、暴行事件を起こすなど“問題児”として知られるMFラヴェル・モリソンの去就を巡っても、放出を望む指揮官と、彼を未来の主力候補と考える会長たちの間で意見が一致していない。

 さらに、昔ながらの“キック&ラッシュ”スタイルや、チームが慢性的に抱える得点力不足、今夏のプレシーズンマッチでの不出来などから、サポーターの支持率も決して高くない。新シーズンは開幕から6試合でトッテナム、リヴァプール、マンチェスター・Uと強豪との対決を控えていることから、序盤の結果次第でアラダイスが新シーズンの「解任第一号」になるのではないかと、『ミラー』は予想している。

 そこで新監督として白羽の矢が立っているのが、現在フリーのモイーズだ。マンチェスター・Uの監督を昨シーズン終盤に解任されて評価を落としたとはいえ、エヴァートン時代の功績から中堅クラブの監督としては未だ人気が高い。
 
 四面楚歌のアラダイスが名誉を挽回するのか、それともモイーズにリベンジのチャンスが与えられるのか。『ミラー』のWebアンケートによれば、4日時点でアラダイス(31%)よりもモイーズ(61%)を監督にすべきという声の方が優勢だ。

(記事/Footmedia)