今夏の移籍市場で主力の大量放出を敢行したレッドソックスに所属する上原浩治(左)と田沢純一(右) [Getty Images]

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 MLBでは現地時間7月31日のトレード期限が迫る中、注目されていた大物選手のトレードが相次いだ。

 最も積極的に動いたのは、上原浩治、田沢純一の所属するレッドソックスだ。移籍期限最終日に、注目が集まっていたエースのJ・レスター投手をJ・ゴームズ選手とともに、アスレチックスのY・セスペデス選手との2対1交換トレードで放出。レッドソックスは26日にも、2007年サイ・ヤング賞投手の先発右腕J・ピービ投手をジャイアンツに放出し、また同じく先発右腕のJ・ラッキー投手もカージナルスへと移籍させた。

さらに若手左腕F・ドブロントもカブスへトレードしているレッドソックスは、今夏の移籍で開幕時点の先発ローテーション5人中4人を放出。残っているのはC・バックホルツだけで、来季以降の戦力拡充に向けて大胆な主力放出と若手の獲得を敢行した。

 これについて、上原が自身のツイッターで「今年のトレード、凄くないっすか??」とコメントするなど、驚きを隠せない様子。前日に「トレードの話で集中できていない」と明かすなど、レッドソックスが大幅なテコ入れを行うことは予想していたようだが、自身の想定を超える移籍劇となった模様だ。

 また、レスターと同様に注目を集めていたレイズのD・プライス投手もタイガースへの移籍が決定。たしかに、今年は例年以上に大物のトレードが相次いでいる。