シャフトのフレックスを変え、好調の細川(撮影:福田文平)

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<日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 事前情報◇18日◇宍戸ヒルズカントリークラブ・西コース>
 国内男子メジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」が茨城県にある宍戸ヒルズカントリークラブで開幕。地元茨城での優勝を狙う細川和彦が6バーディ・1ボギーの“67”でラウンドし首位タイスタートを切った。
首位タイ発進の谷原秀人、ノーボギーラウンドも「調子はイマイチ」
 前半を3バーディ・1ボギーで2アンダーで折り返すと、10番パー5ではアゲインストの中2オンに成功。このホールをバーディとしていい流れを作ると12番、16番でもバーディを奪い5アンダーでホールアウト。首位タイと最高の滑り出しを見せた。
 今年はここまで苦しい戦いが続いており、今まで以上に自分の衰えなどについて考える日々が続いた細川、「飛距離は落ちてないんだけど身体に踏ん張りが効かなかったり、チャレンジなどに出ると若い子の予想外の番手を見て変に力んでしまったりね」そんな状況でも自分のゴルフをやらないといけない。「それには何かを変えないと」と感じていた。
 そこで、この大会からシャフトの固さをXからSXに一段階落とした細川。それは若いときとのスイングのリズムが違いを感じ、今の自分のリズムに合わすためだという「ゴルフはリズムとタイミングだと思う。この前の日本プロのときの手嶋さんや富士可児チャレンジで優勝した鈴木亨さんを見ていて本当にそうだと思いました」。
 そしてもう1つ、今大会は自宅から通える距離で開催されていることもシャフト変更の後押しをした。「自宅から車で通えるので多くの道具を持ってくることができた。」といつもより多くのクラブやシャフトを試すことができ、今の自分にあっているものを見つけることができた。
 2005年にこの大会を制しているが「勝ったときとはコースが全然違う」と細川。もちろん細川自身も2005年とは違う。だからこそ今の細川らしいゴルフで、新しくなった宍戸を攻略し地元での優勝を目指していく。
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