アップルが(また)iOSのiMessageバグを直すと約束
アップルのiMessage問題はサーバー側のバグによって継続している
iMessageサービスの失敗が、アップルにとって大きな痛手となっている。昨年のiOS 7のリリース以来、このアップルのメッセージ・サービスにおいて、メッセージが送信できない(あるいは送信に非常に時間がかかる)というバグが報告されている。また最近では、アップルのiPhoneからAndroidのスマートフォンにMNPを利用して乗り換えた多くのユーザーが、送信したテキストメッセージがアップルのクラウド上でスタックしてしまい、相手先に送信できていないと報告している。iMessageに関する問題は新しいものではない。2011年にiOS 5がリリースされて以来、ユーザーはこれまでもiMessageに関する不具合を経験してきている。
この問題は、ユーザーがスマートフォン用のオペレーティング・システムを別のものに切り替えたが、その電話番号がアップルのクラウド上のiMessageアカウントにまだ紐づけられている状態で発生する。ユーザーがすでに新しいスマートフォンに切り替えていても、iMessageはその電話番号がiMessageに紐づけられていると判断してしまい、メッセージの配信に失敗してしまうのだ。アップルは、新しいスマートフォンを買う前に電話番号をiMessageから切り離しておくことをユーザーに促している。このiMessageのバグは、iPhoneユーザー間のメッセージに関しては影響を与えない。
アップルはこれら様々なiMessage問題に関して、現在カリフォルニアで集団訴訟に直面している。
アップルはiMessageに関する様々な問題の解決を繰り返し試みているが、新たな問題が発生し続けている状態だ。2013年10月にアップルは、同社いわくiMessageユーザーのうちの「数分の1パーセント」が影響を受けたという問題を解決したとする最新版のiOS 7をリリースした。
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Recodeのイナ・フライドによると、アップルのiMessageに関する問題は、アップルが修正を試みる過程で生じた新たなサーバー側のバグによって、より悪化してしまったという。アップルは今後の修正を約束しているが、そのバグの修正がいつ適用されるかについては明示していない。
「我々は、何人かのユーザーに対して問題を引き起こしていたサーバー側のiMessageバグを最近修正しました。また、将来のソフトウェア・アップデートにおいても、追加のバグ修正が入る予定です」とアップルはRecodeに伝えている。
Dan Rowinski
[原文]