マンCが2季ぶりプレミア制覇に王手…最終節ドローでも決定的

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 プレミアリーグ第29節延期分が7日に行われ、マンチェスター・Cとアストン・ヴィラが対戦した。

 残り試合数が1試合の首位リヴァプールを勝ち点1差で追うマンチェスター・Cは、この試合を含め、2試合を残している。得失点差で9点の差をつけており、勝ち点で並んだ場合でも、マンチェスター・Cは限りなく有利な状況となっている。

 序盤から相手陣でプレーするマンチェスター・Cは12分、パブロ・サバレタが深い位置から中央に折り返すと、ゴール前のヤヤ・トゥーレがシュートするが、DFのブロックに遭う。ボールを支配するマンチェスター・Cだが、なかなかゴールを割れない。アディショナルタイムには、ジェームズ・ミルナーの右クロスに、サミル・ナスリが飛び込んだが、ボレーシュートは枠を捉えられなかった。前半はスコアレスで終える。

 後半に入っても攻め込むマンチェスター・Cは51分、CKの流れから最後はゴール前でヴァンサン・コンパニがオーバーヘッドで狙ったが、GKブラッド・グザンの正面を突いた。57分にはアレクサンダル・コラロフの直接FKがゴールを捉えたがGKグザンがパンチングで防いだ。

 64分についに均衡が破れる。ダビド・シルバのスルーパスからサバレタが右サイドの深い位置まで侵入すると、クロスボールをエディン・ジェコが合わせて、マンチェスター・Cが先制する。72分にもシルバ、サバレタとつなぎ、クロスをナスリが合わせると、GKグザンが弾き、こぼれ球をジェコがつめてリードを広げる。

 劣勢だったアストン・ヴィラは82分にセットプレーからアンドレアス・ヴァイマンに決定機が訪れるが、ヘディングシュートはクロスバーを叩いた。89分、マンチェスター・Cは、Y・トゥーレのパスを受けた途中出場のステヴァン・ヨヴェティッチが試合を決める3点目を獲得。アディショナルタイムにもY・トゥーレがドリブル突破からシュートを決め、4−0でマンチェスター・Cが勝利した。

 マンチェスター・Cは4連勝で、リヴァプールに勝ち点2差をつけて首位浮上。最終節はホームでウェストハムと対戦するが、勝利すればその時点で優勝決定。引き分けて勝ち点で並ばれた場合も、得失点差で13の差をつけており、2シーズンぶり4度目のリーグ制覇となることが濃厚となった。なお、3位チェルシーはマンチェスター・Cと勝ち点4差となったため、優勝の可能性が消えた。

【スコア】
マンチェスター・C 4−0 アストン・ヴィラ

【得点者】
1−0 64分 ジェコ(マンチェスター・C)
2−0 72分 ジェコ(マンチェスター・C)
3−0 89分 ヨヴェティッチ(マンチェスター・C)
4−0 93分 ヤヤ・トゥーレ(マンチェスター・C)