上原自身が思っていたよりもいい状況

 右肩の違和感で3試合登板を回避したレッドソックス上原浩治投手(39)が早ければ現地時間15日のホワイトソックス戦で戦線復帰する可能性が浮上した。地元ケーブルテレビ局コムキャストスポーツ電子版が報じている。

 12日のヤンキース戦直前に右肩の不調を訴えた上原は13日午後、キャッチボールと遠投を行い、右肩の状態を確認。平地での投球練習では速球やスプリットをアグレッシブに投げ込んでいたという。

「いい投球練習だったよ。彼自身が思っていたよりもいい状況だった」

 レッドソックスのジョン・ファレル監督は満足そうにそう語ったという。

「彼は1度(チームを離れて)ボストンに戻り、(14日に)フルメニューをこなすことになる。現時点ではシカゴでチームに合流してくれることを願っている。実戦に復帰する前にブルペンで1度、投球練習をさせるつもりだが、今日はコウジに関しては全体的に非常にいいニュースだった」と指揮官は言葉を続けている。

 上原は同じく負傷のダスティン・ペドロイア二塁手、シェーン・ビクトリーノ外野手とともにボストンに1度戻り、14日は別メニューで練習を行う予定となっている。

 離脱前の上原は5試合無失点で2セーブ。昨年のワールドシリーズ制覇にも貢献した絶対的守護神としての役割を完璧に果たしている。15日からアウエーでホワイトソックスとの3連戦が待っており、ファレル監督はここでの守護神復帰を期待している。