荒川静香「この曲は2度私の人生を変えてくれた」スケート人生を振り返る
また、ポール・ポッツ氏と“縁”が深い荒川は、「大学4年生の時に、社会に出ることを考えて、スケートを最後に滑るのは世界選手権だと思っていました。それが最後にならなかったのが、『誰も寝てはならぬ』でした」と世界選手権でチャンピオンになった曲について話し、続けて「さらに2年続けることになった時、そのシーズンでは別な曲を使っていたのですが、最後は好きな曲で滑りたいと思い、再び『誰も寝てはならぬ』を選んだらオリンピックで金メダルをとることができました」と語った。
さらに、当時は自分の選んだ人生が正しかったのか、この先どうなるかといった漠然とした不安を募らせていたことを明かし、トップスケーターゆえの葛藤があったことを吐露。最後は、「これまでスケーターとして続けてこられたのは、周りの人のサポートがあったから。今の自分が置かれた環境で最善を尽くすことが大事」と笑顔でコメントし、改めて支えてくれた人々に感謝の意を述べた。
同イベントでは、実際にポール・ポッツ氏が『誰も寝てはならぬ』を披露。ポール・ポッツ氏の美しい歌声が会場を包むと、目に涙を浮かべる観客の姿もあった。また、藤澤とポール・ポッツ氏が『ムーン・リバー』でデュエットすると、会場からは歓声と温かい拍手が送られた。
※映画『ワンチャンス』2014年3月21日よりTOHOシネマズ有楽座ほか全国ロードショー
(撮影/夛留見 彩)
