子供の頃の手書きのスキルが、読解力に繋がっている
パソコンやスマホの普及した現代、鉛筆やペンを使う機会もあまりありません。未来はもっとでしょう。それでも子供達は手を使って書く必要があります。なぜでしょう。子供の読み書きを専門とする米のドクターが説明します。
まず、今の時代でも子供達は自分の手で書く事を学ぶ必要があるのでしょうか。彼らが大人になる頃にはもっと手書きをする機会は少なくなるであろうし、スペルチェックなどの機能も整うことでしょう。
しかし、子供の脳をスキャンして行われた研究では、子供の頃の手書きのスキルが、その子の読解力と繋がっていることが分かりました。
パソコンや携帯のタイピングのスキルと読解力には関係がなかったそうです。子供に読む力をつけたいのであれば、とにかく手で書く力をつけさせましょう。
ではメールやEメールなど手書きせずにメッセージや手紙を書く事はよくないことなのでしょうか。そんなことはありません。
ビジネスの場など、Eメールを送る方がふさわしい場合もたくさんあります。どのような場合にどのような人に書くかによって、メールや手書きをうまく使い分ければいいでしょう。
メールをよく使う子のほうがスペルの能力が高いという調査結果もアメリカで出ています。
参考：The Importance of Handwriting Instruction
http://www.psychologytoday.com/blog/raising-readers-writers-and-spellers/201401/the-importance-handwriting-instruction
