ミランFWマリオ・バロテッリとローマMFラジャ・ナインゴランの完璧な日曜日に汚点がついた。ミランはカリアリに、ローマはヴェローナに、それぞれ敵地で勝利したものの、前者は下品なジャスチャー、後者は暴言で台無しにしてしまっている。

バロテッリは昨年、１−１と引き分けた敵地でのカリアリ戦でロスタイムにPKを決め、観客を黙らせるために人差し指を鼻につけて見せた。だが今回、同点となるゴールを決めたバロテッリは、それよりもひどいジェスチャーをしてしまった。下半身に向けて手をそえて、試合を通じて何度も罵倒し、ブーイングを浴びせていたカリアリの観客にアピールしたのである。

バロテッリは耐えられず、ゴールを決めてから悪い形で反応してしまったのだ。主審はこのジェスチャーを見て、イエローカードを出した。累積警告リーチだったバロテッリは、これで次節出場停止となる。今季はナポリ戦での退場による３試合出場停止、そして累積警告による出場停止があり、今回が５度目の出場停止だ。

一方のナインゴランは、休日を生かしてカリアリに戻った際に空港で20名のミランファンに罵倒されたようだ。ナインゴランはツイッターで「彼らは僕がクソったれのロマニスタだと言ってきた。僕は自分を守らなければならなかった。それから警察も来たよ。カリアリに来て、20人のミランのバカ野郎どもが、勝ったからってエラそうにしたんだ。僕らは３人だったのに」とつぶやいている。