米ニューヨーク市フラッシングにあるマクドナルドが、韓国人高齢者の客が長時間居座るとして警察に通報し、店から追い出した問題で、同店舗が19日、韓国人高齢者に対して謝罪した。複数の韓国メディアが報じた。

 マクドナルドと韓国人団体は20日、騒動となったマクドナルドのフラッシング店で記者会見を開き、双方が用意した協力案を提示し、事態収拾に動いた。

 マクドナルド側は、▲午前11時-午後3時を除く時間帯は高齢者を配慮する。▲韓国語と中国語の掲示板の設置。▲韓国語が流ちょうな韓国人職員の採用などを約束した。

 マクドナルド側はまた、どのような場合でも韓国人高齢者を店から追い出すための手段として警察に通報することはしないと説明。韓国人高齢者向け老人ホームとマクドナルド間の交通を提供する韓国人団体と協力し、韓国人高齢者がマクドナルドを利用しやすいようにする方針という。

 マクドナルドは、長時間にわたって席に居る客への対応策として、店内の利用を「20分以内」に制限したことについても取り消した。

 韓国人高齢者側は「双方に誤解があったが、マクドナルドが韓国人高齢者を(人種的または社会的弱者として)差別したとは思っていない」と述べたという。利用客が多くなる午前11時-午後3時までは店側に配慮し、利用を自制することを約束した。

 韓国メディアによると、現地在住の韓国人高齢者は「地域社会の特性上、マクドナルドは韓国人高齢者たちに必ず必要な場所」だと述べ、和解したことによろこびを示した。

 マクドナルドと韓国人高齢者の座席をめぐる問題は、米ニューヨーク・タイムズ紙が15日に報道。米ニューヨーク韓人学父母協会は、韓国人高齢者を警察を使い追い出すことは「人種・老人差別だ」と批判し、2月に不買運動を展開する計画があることを明らかにしていた。

 韓国メディアは、マクドナルドが謝罪したことにより不買運動も中止となる可能性が大きいと報じた。(編集担当:新川悠)