『千と千尋の神隠し』を「Minecraft」で再現

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スタジオジブリの『千と千尋の神隠し』の世界が、ゲーム「Minecraft」の中で再現されている。現段階の完成度は85%だという。

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スタジオジブリの映画『千と千尋の神隠し』が、ゲーム「Minecraft」で変身した最新のポップカルチャー現象になった。

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アラン・ベッカーによるこのプロジェクトの目的は、宮崎駿監督による同作品の世界全体を、Minecraftの立方体ブロックで再現することだ。

「416枚の映画のスクリーンショットを相互参照し、さらに映画を繰り返し観ることで、すべてを1:1のスケールに作り直した。また、カスタマイズしたテクスチャパックを作成し、自分の芸術的才能を使用して、映画の背景をエミュレートするうえで各ブロックが最適な役割を果たすように変更した」

その結果、ネザーレンガ(Minecraft世界における異次元世界「ネザー」を構築するブロック)が赤のテクスチャになって、赤いフェンスや赤いハーフブロック、赤い階段が可能になった。また、グロウストーン(Minecraft世界における「永久に輝き続ける金色のブロック」)が木のテクスチャになり、日光がなくても風呂場が明るくなった。

このプロジェクトのスタートは2011年。作成はそれからずっと継続中で、現在も微調整、修正、表面的な変更が行われている。ベッカー氏によると現段階の完成度は85%だという。

ワールドファイルは専用サイトからダウンロードできる。ベッカー氏のカスタマイズしたテクスチャパックは「Planet Minecraft」ページにある。