質問9 フィリピンで野球をやってる立場の人間として、日本の様な野球の先進国に求めるものって何かありますか?

これは自分の願望でもあるんですが笑、国際大会が増えてほしいなと思いました。ただ、アジア野球連盟らが主催してるちゃんとした大会ではなく、国際交流などを目的とした、実際にインドネシアでやってる日本の大学チームを招待した日イ友好のレッドソックスカップのような大会がフィリピンでも開催してほしいなと思いました。

ウチの大学、今年日本遠征を予定していたんですけど、予算不足で行けませんでした。強化合宿が目的だったんですけど、それに協力してくれる日本の大学野球部が見つからなかったのも遠征に行けなかった理由の一つです。

フィリピンのトップの選手たちのライバル、練習相手になるものが限られてるので、アテネオ大学は台湾の西苑高校と合同練習していました。フィリピンなどの野球後進国のレベルを上げるには多くの選手たちが切磋琢磨し合える環境をつくること、そのために野球先進国の力が必要になると思います。


質問10 フィリピンって野球の視聴環境はどうなんでしょう。野球やってるようなひとはみんなMLBには関心持ってたりするんでしょうか

ケーブルTVにつなげれば普通にMLB見れます。野球やってる人はほとんどMLBの影響で野球はじめてるのでみんな関心持ってますね。

しかしMLBよりもバスケのNBAの方が熱心的です笑。

フィリピンの野球中継はほとんどないですね。UAAPでも決勝戦だけでハイライトで放送されてるだけです。


質問11 プレースタイルを見ててもMLBに影響受けてるなーっていうのを感じるんですが、実際そこんところどうなんでしょう?

質問8で言ったのでスルーしときます。


質問12 ナショナルチームの選手と対戦経験があると思いますが、この選手すげーなーと思った人はいますか?

ポンセですかね。。。1度しか対戦してませんが、ほかの選手にはない異様な威圧感を感じました。とても投げにくかったです。

対戦の結果、内野ゴロで打ち取ったんですけど、味方のエラーで出塁してしまい、積極的に盗塁するので警戒はしていたんですが、結局3盗まで決められました。

彼はナショナルチームの4番バッターで足が速い、肩も良いのでフィリピンには滅多にいない5ツールプレイヤーでしょうね。ホントスゲェなと思いました。

※補足・・・ジョナシュ・ポンセは北京五輪予選で川崎を刺すなど好守を見せたセンターといえば覚えてる人は覚えてるかも


質問13 ほとんどナショナルチームの選手が所属しているphilabってチームあるじゃないですか?あれって何なんですかね(笑)? ナバセロさん(※元フィリピン野球連盟会長、現代フィリピン野球の父とも言われる。10月に逝去)の会社で、フィリピン・ラボラトリーの略記なのはとりあえず把握しましたが・・。

一言で言えば、ただのクラブチームです。。。


質問14 フィリピンの選手って海外でプレーしたいという願望はあったりするんでしょうか?

ありますね。てか、みんなあります。

マニラで野球やってるほとんどの人たちはリトルリーグ、シニアリーグ、ビッグリーグ、ポニーリーグ、ダブルエー、トリプルエーのなどの国際大会に出場した経験があります。

ただ、海外リーグで野球やりたいとなるとやはり人によりますね。ここは分かれてきます。


質問15 フィリピン野球独自の特徴みたいなものって何か感じるものはありますか?

各チーム間の距離感が短く、日本にはない親近感があります。野球人口が少ないのでおそらくこういう雰囲気になれるのでしょう。

両チーム、道具が足りない時はある道具だけを貸し合い、試合後は敵チームの人と一緒に昼飯を食べたこともありました。

とりあえずフレンドリーです。これは野球に限らず、フィリピンの国民性がそうしてるんだろうなと思いました。


質問16 フィリピンの選手はどういうきっかけで野球をやるのか。やはり家庭の経済力は関係してるのか

野球をはじめるきっかけは日本と大して変わらないです。ある野球選手に憧れてはじめた、友達に誘われたとかなどなど。。。


質問17 ご自身の個人的な今後の目標などについて教えてください

自分の最終目標はフィリピン代表として2017年のWBCに出場する事です。

そのためにやるべきことはたくさんあるんでしょうが、それをとことんやっていきたいと思います。まずは学業優先です笑

ちなみに2015年の東南アジア大会に(野球が再開すれば)出場するもの目標の一つです。


質問18 何かほかに言いたいことがあればご自由に

特にありませんが、私に聞きたい事がほかにあればTwitterまで。フォローよろしく笑 twitter.com/maruovish19v



何かと管理人はフィリピン野球を取り上げる機会は多かったと思いますが、もう今後は彼に語ってもらうかな(笑)