NHKプロデューサー(56)が大手芸能プロ社長から繰り返し接待を受け、アイドルの枕営業まで受けていた疑いがあると、週刊文春が2013年9月5日発売号で報じ、ネット上で、その真偽を巡って話題になっている。

NHKでは、J-CASTニュースの取材に対し、事実無根であり、「プロデューサーの名誉とNHKの信用を傷つけるもの」だとして、9日までに文春に抗議したことを明らかにした。プロデューサーは、放送中の大河ドラマ「八重の桜」の制作統括をしているが、ドラマの放送中止は考えていないともしている。

文春の記事では、プロデューサーが芸能プロ社長から京都で接待を受けたときはアイドル2人が途中参加し、その後、プロデューサーと芸能プロ社長が泊まっているホテルの部屋に2人が入ったとした。接待費用やアイドルへの小遣いは、暴力団と関係があるとされる右翼団体の代表が支払っていたという。記事のきっかけは、右翼団体のホームページで7月ごろにこうしたことが暴露されたことだった。

これに対し、NHKの広報局では、プロデューサーは芸能プロ社長と会食したことはあるが、一方的に接待を受けたことはなく、アイドルの枕営業を受けた事実もないとJ-CASTニュースに答えた。十数年前に京都に出張したとき、誘われて出席した会合で数人とあいさつしたが、暴力団関係者がいたという認識はなかったともした。

大手芸能プロでは、「話す必要はありません。ネットに話すことはないです」と取材に答えている。