「ハイチーズ！」から生まれたデジカメ
『CHOBi CAM cheese』（JTT）という超小型デジカメ。穴あきチーズ（エメンタールチーズ）の形をした製品になっており、横45×縦30×厚さ（最大）24ミリ（突起部のぞく）、重さ16グラムと消しゴム並の小ささだ。それでいて、写真だけでなく動画も撮れてしまうほか、ボイスレコーダー機能も搭載する。なお、画像確認用の液晶モニターはないので、ファインダーを覗くなどして被写体を捉える。
「チーズ型カメラを構えて“ハイチーズ！”と言う。はっきり言ってダジャレですが、実際に試作機を作ってやってみると、これが老若男女問わず意外とうけたので『これは行ける！』と思い製品化に至った次第です」
やっぱりみんな駄洒落好きですよね〜。
とくにこだわった部分は。「こだわったのは、やはりディティールです。穴あきチーズの形と言っても、食品サンプルのような完全なダミーにするのではなく、カメラとしての形状を残しつつ、一目でチーズであるとわかるようなデザインに仕上げるのに苦労しました」
「完全にチーズの形をしていると、カメラを構えても被写体の方が“撮られる”という意識にならないので、『ハイチーズ！』のコンセプトから外れてしまうためです」
なるほど、細かく考えてますね。
「ハイチーズ！」という駄洒落以外のメリットは。
「もちろん動画撮影や静止画撮影など、トイカメラとしての機能も充分満たしているので、撮影を純粋に楽しむこともできます。また、形状自体が可愛いので、携帯などのストラップアクセサリーとして楽しむのもアリだと思います」
可愛いことは何かと得であることは間違いないだろう。ということで人物写真を撮るのが好きな方、この可愛さと駄洒落を活用していい写真をどんどん撮ってみよう！
（羽石竜示）
