読みながら、上からサクッとスキャンしてくれる
……スミマセン、できるみたいなんです。株式会社PFUが7月12日に発売する『ScanSnap SV600』は、読みながらスキャンできるスキャナー。では、画像をご覧いただきましょう。これ、電気スタンドじゃないんですよ？ れっきとしたスキャナーなんです。
(1)ピントを合わせるレンズ（高被写界深度レンズ）
(2)周囲の明るさの影響を低減するLED光源（高指向性LED光源）
(3)高解像度で安定した画像を出力するライン型CCDセンサーを組み合わせたVIテクノロジー
もっと、噛み砕いて説明しましょうね。本を机上に乗せ、普通に読書をしているとします。そしてスキャンしたくなったら、『SV600』のスイッチをオン！ すると、その状態でスキャナーから光が放射されます。ページ上部から下部に向け、なぞるような光が。
これは、いわゆるカラーコピー機と同様の原理。コピー機の場合、読み取りユニットが平行に動くことでページを読み取りますよね。そして『SV600』は読取りヘッドが回転し、上から照らして読み取ります。
そんな方法だからこそ、生まれるメリットは2つ。
(1)設置スペースを小さくすることができる
(2)上からなので、立体的なものも問題なくスキャンできる
「これまででは簡単にイメージ化出来なかった媒体（クレヨン画など設置面が汚れる紙、図面等の大きな原稿や綴じられた契約書原本など裁断できないもの）を簡単にスキャンしたい……、そんな思いで『SV600』を開発いたしました」（同社・担当者）
また最大A3サイズまで1枚3秒で読み取ることができ、ページとページの間の丸みも綺麗に補正、データ保存してくれるとのこと。他にも、本を押さえて写り込んだ指を紙の色で消してくれたり、ページのめくりを感知して自動でスキャンしてくれたり……。
どうですか。読みながらのスキャン、まるで問題なし！
そんな『ScanSnap SV600』は、全国の主要家電量販店（ヨドバシカメラ、ビックカメラ等）および同社直営オンラインショップ「PFUダイレクト」等で購入することができる。同ショップでの販売価格は、59,800円（税込み）。
「主に30〜50代のビジネスパーソン。それに加え、図書館、学校、銀行などの相談窓口など法人でのご活用を想定しております」（担当者）
このスキャナーを駆使すれば、自分だけの電子書籍製作もきっと容易になるはずです。
（寺西ジャジューカ）
