「ハネムーンをきっかけに、パートナーにより魅力を感じた」人は7割以上
そして衝撃の場面は、いきなり訪れた。飛行機内で、突如ケンカする新婚二人。むくれて、会話さえしなくなってしまう。「仲が良いほどケンカする」的な微笑ましい報道に徹する当時のワイドショーだったが、結末を承知している今思い出すと複雑な感情に襲われてしまう。
そんな私が、ちょっと面白い情報を見つけました。オンライン旅行会社エクスペディアは、20〜40代の既婚男女600人を対象に「ハネムーンおよび結婚後の旅行についての調査」を実施。なるほど、結婚式シーズンに合わせた意識調査のようです。
では、いきなりこんな設問から。「新婚旅行に行って良かったと思いますか？」。結果、99.5％の人が「新婚旅行に行って本当によかった」もしくは「行ってよかった」と回答。ほとんどの新婚さんが、自身の新婚旅行に満足しているという事実が明らかになっております。
では、もっと突っ込んで。「新婚旅行をきっかけに、パートナーに対する意識に変化がありましたか？」と質問したところ、こちらでも意外な好感触が。「パートナーの事をより好きになった」もしくは「パートナーの新たな一面を見て、魅力を感じた」と答えた人は全体の71.2％にも上っており、旅先でのパートナーから高い割合で満足感が得られている事も浮き彫りになっているのです。一方、「パートナーの嫌な面を知った」「結婚したことを後悔した」回答を男女別で見ると、男性が7.6％で女性が12.4％という結果に。なるほど、女性の目は厳しいですな……。
では、もっと突っ込んじゃいましょう。600人中、子供がいる300人を対象に投げ掛けたのは「ハネムーンベイビーはいますか？」というクエスチョン。結果、「ハネムーンベイビーがいる（可能性がある）」と回答したのは、全体の8.3％でした。
これを年代・性別ごとに見ると、「ハネムーンベイビーがいる」割合は20代男性が20％と最も多く、次いで40代男性の10％、40代女性の8％という結果になっております。また旅行時のパートナーとのスキンシップについては、「普段より多くなる」と回答した人が35.7％いたことから、旅先ではパートナーとの仲がより深まりやすいこともうかがえます。
続いては、少しシビアな質問を。「パートナー以外とも旅行に行きたいと思いますか？」と問いかけたところ、“行きたい”と回答したのは全体で63.5％（「とても思う」22.2％、「思うことがある」41.3％）。男女別では男性57％、女性70％にも上るという結果が判明しております。
また一緒に行きたい相手については、男女ともに「同性の友達」が1位に。2位以下は男性が「異性の友達」「ひとり」と続いており、女性は「親」「子供」がランクインしているようです。
では、逆の立場に立っていただきましょうか。「パートナーが自分以外の人と旅行に行くことをどう思いますか？」と質問したところ、どうやら74.3％の人が好意的に考えている模様。「好意的に見送りたい」回答が16.3％で、「一緒の相手によっては好意的に見送りたい」回答は58％でした。
しかし、一方でこういった意見もある。全体の約16％は、パートナーが旅行に行く際「嘘をついていないか疑った」ことがあり、男女別で見ると男性14.6％、女性17.3％が“疑い経験”があるらしく。年代・性別で見ると、“疑ったことがあるランキング”の1位は20代男性（24％）に輝いてしまいました。
じゃあ、核心に迫っちゃいましょう。実際、嘘をついたことはないのか？ 結果、「パートナーに嘘をついて旅行に行ったことがある」＆「行こうとしたことがある」と回答した人は、全体で12.6％！ 男女別で見ると、男性が16％、女性が9.3％という結果になっているんですよ……。年代・性別ごとに見ると、1位は20代男性（22％）、2位は30代男性（14％）、3位は40代男性（12％）と男性陣が独占！ しかし「行ったことがある人」に限定すると、1位は20代男性（13％）で、2位は30代男性、40代男性、30代女性が同率で9％という結果に。いやはや、30代女性の行動力も見過ごせないじゃないですか……。
また、「旅行に行った相手（行こうとした相手）は誰か？」と質問したところ、男女ともに、1位は「異性の友達」、2位は「恋人」、3位は「同性の友達」と、トップ3の内容は共通しております。ただ、女性の4位は「異性のいるグループ」なんですが……。男性の4位は「ひとり」だってのに！
このデータを見ていると、どうにも疑心暗鬼になってしまいますね。……とは言いつつ、「新婚旅行では相手に満足感を与えやすい」というデータもある。
要するに、旅行は魅力的だってことです！
（寺西ジャジューカ）
