45歳からの女性を前向きにさせる“中から美しくなるランジェリー”
でも、どうしてそう見えるんでしょうかね？ ……私、一つ気付いたんです。無理して抗っていない方が、魅力的だということを。今の自分を受け止め、地に足を付けた状態で自分磨きに励む。いやぁ、素敵です。
同シリーズのコンセプトは、「中からも外からも無理なく美しく」。現状否定ではなく、年齢を重ねた今の美しさを肯定し、いくつになっても自分の持つ美しさを輝かせる。なるほど、いいトコ突いてますな！
このレシピ、様々な下着がラインナップされているのですが、その中から特に印象的なものをご紹介させていただきましょうか。まずは『プレジアフォルテ 巻くだけシリーズ』について。
これは、ベストセラー『バンド1本でやせる！ 巻くだけダイエット』の著者・山本千尋氏と共同開発したアイテムだそう。特殊なバンドやパワーネットを使用し、着用することで骨盤や背筋をサポートさせる。美しい姿勢をキープするトップス（税込み9,240〜9,660円）とガードル（税込み10,290円）が活躍するのが、このシリーズなのです。
もう少し、詳しく説明しましょうか。同シリーズのガードルを履き、同社が開発したバンドを巻くと、骨盤がサポートされ美姿勢がキープされる。またトップスはパワーのある生地（パワーネット）が部分的に裏打ちし、美姿勢をキープする。フロント部分の2枚の裏打ちでお腹を抑え、背中のX字の裏打ちで背筋をキープする、という仕組みだそうです。
続いては『ピップエレキバン』で有名なピップ株式会社との共同開発で完成した、管理医療機器『マグネセレブ』（税込み3,150〜4,830円）。肩から背中まわりや腰まわりなどのポイントに配置した磁石の磁気が血行を良くし、コリをほぐしてくれるトップスとボトムスのインナーであります。……でも、ちょっと重そうじゃないですか？
「ピップエレキバンと同じ磁石を使っておりますので、重くは感じません」（トリンプ・担当者）
なるほど、安心しました。
そして、またしてもコラボアイテム。Z-MON治療院の寺門琢己氏と共同開発したのは、女性の体の仕組みを考えた“新発想のブラジャー”『肩甲骨のきもち』（税込み5,250〜5,565円）と、“新発想のガードル”『骨盤のきもち』（ショートタイプ：税込み5,775〜6,300円、ロングタイプ：税込み6,090〜6,615円）。
では、まず『肩甲骨のきもち』について。なぜそこまで肩甲骨が重視する必要があるのか、説明させてください。肋骨ってありますよね。あれは、背中から胸の前面までを覆っている骨。その肋骨の上部に被さっているのが、肩甲骨。肩甲骨を動かさない生活を送っていると、そこを通る血液やリンパ液の循環を妨げてしまうらしく。これは、大変だ……。何しろ血液とリンパ液は、バストのハリを作る大切な栄養素なのだから。肩甲骨は開いたままでも閉じたままでも固まってしまうので、“開閉”を意識して動かすことが大事なのです。
そこで活躍する『肩甲骨のきもち』。伸縮性のあるベルトが肋骨のサイドにフィットして安定性を高める「あばらdeベルト」、肋骨に沿った角度で斜めにサイドボーンが配置された「あばらdeボーン」、クッション性のあるソフトな素材でバストの前中心をサポートする「胸骨クッション」、伸びない素材背筋を意識させサポートする「背プッシュ」。この4つの機能で、バストのキレイを骨から支えます。
では、もう一方の『骨盤のきもち』について。御存知ですか？ 骨盤は生理の周期に合わせて開閉するそうです。排卵日から生理前の間は骨盤が開き、生理開始から次の排卵の間に徐々に閉まっていく。また一日の中でも夜に向かって開き、朝に向かって閉じるという開閉を繰り返しているというのです。そしてもちろん、開閉は一定の周期でスムーズに行われることが重要なわけで。
そこで活用したい『骨盤のきもち』。カラダのバランスに深く影響する丹田のツボをフロント内側にある「丹田ベルト」でしっかりと押さえ、下腹腹筋に圧力をかけましょう。また、骨盤の開閉運動の軸「仙骨」も見逃すことはできない。ここは骨盤の後ろ中心にある骨で、それを「仙骨クッション」でサポートする。左右に入った細いボーンが仙骨の安定感を高めます。
トリンプの意識調査によると、女性の気持ちのターニングポイントは45歳前後であると判明している。40代前半までの女性は外見的な美しさにこだわる傾向が強いのに対し、45歳頃を境に見た目だけでなく「健康意識や体の根本からも美しくありたい」という気持ちが高まる。中からも外からも美しくなれることを、より求めるようになるそうなんです。
この声を受けて起ち上がった「ヘルシービューティーレシピ」。妙に若作りするよりも、こちらのコンセプトの方がよっぽど好感度は高いなぁ。……と、私は思いました。
（寺西ジャジューカ）
