富士山の形が現れる付箋
以前、パスポートが「赤富士」になるアイテム『akafuji（赤富士）パスポートケース』（DETAIL.inc）を紹介したことがあり、それは日本のパスポートの赤い表紙を活かして見事な赤富士を再現して見せたのだった。今回のアイテムも、このほどユネスコの世界遺産に登録が確実となった富士山をさらに身近なものにする。
ブルーの地の上にメモした後、ページにペタッと貼るようになっているのだが、よく見るとちょっとおかしい。というのは、富士山はいうまでもなく三角の形をしているが、同製品の場合は明らかに四角形。なので、貼ってみると、四角い富士山ということになる。
説明書を見ると2パターンの使い方があり、「書類の角に添えたり、半分に折ることで富士山に見える」とのこと。前者が言いたいことはたぶん付箋を貼ったページをちょっとだけめくってチラ見した際、部分的に三角の富士山に見えるということだろう。後者の折ることは実際にやってみたところ、確かに見事な三角の富士山になった。ただ、折ってしまうとシールと裏地の部分が貼り付くので付箋としては使えなくなるが。あとは、書くスペースは減るが下半分をカットして貼ると三角の富士になる。
メモスペースが大きめで書きやすいし、目立つデザインなので、付箋としては合格であると思う。日ごろ、書類整理や読書に明け暮れ、富士山をこよなく愛する者にとっては、気になるアイテムであろう。筆者としては本のほか、ちょっと浮かんだアイデアを同付箋に書いてパソコンのモニターの角に貼り付けてみたりしている。ただちょっとモニターの一部分が見え辛くなるが……。
富士はやっぱり日本一のキレイな山。その富士山アイテムがまたひとつ増えたことは日本人として素直に嬉しい気がする。
（羽石竜示）
