沖縄在住の一般女性によるセクシー写真は、病児とその家族のために
そして、今回は被写体が女性のものを。待望してました。「沖縄パワーガールズ」が制作した『OKINAWA Power Girls Photo Collection』が、必要以上にセクシーなのです。
「ビキニやボクシングスタイル、バイクのハーレーをバックになど、様々な写真が掲載されています」（「沖縄パワーガールズ」代表・安仁屋さん）
他にも男物のシャツを羽織ったお馴染みの格好だったり、ストッキングを穿いている瞬間の光景、クッションでバストを隠しているショットなど、見逃せないフォトばかりがこれでもかと……。
「沖縄のこども達が安心して十分な医療を受けられるよう、病児やその家族を支援するために病児のお父様、お母様たちにより設立された会です」（安仁屋さん）
2005年に設立された同会は、離島や遠方から治療・入院する病児と家族が滞在できる「がじゅまるの家」を運営していたり、「沖縄県立南部医療センター・こども医療センター」設立に尽力したり、様々な運動に10年近く取り組んできている。
一方、安仁屋さんは前述の『沖縄消防士カレンダー』制作にも携わっていたという。そんな折、「わらびの会」が資金難であるという情報を耳に。そこで安仁屋さん、今度は「わらびの会」への支援を決意！
しかし、どうすれば良い？ 案として、日めくりカレンダーや絵本、チャリティーイベントといった計画も出たが、赤字のリスクなどを検討した末、「賛同してくれる沖縄女子のフォトコレクション＆カレンダーを作ろう！」と方向性を決定。その収益金を「わらびの会」に寄付する形である。
それにしても、大胆なショットばかりだな……。ここに登場する女性たち、プロのモデルさんばかりなんですか？
「スポーツインストラクターの方もいらっしゃいますがほとんどが一般の主婦や会社員の方たちです。賛同してくれた友人、知人にモデルの協力をお願いして集めました」（安仁屋さん）
出演女性13人のほとんどが、モデル初体験。だからこそ、写真に収まっているのは顔以外のパーツです。だって、一般人ばかりなんだもの。仕事の都合上、“顔出し”もしくは“名出し”がNGの女性ばかりが参加。今回のチャリティのために、男気ならぬ女気を見せてくれたのだな……。
結果、昨年11月に発売されたのが電子書籍『OKINAWA Power Girls Photo Collection』（税込み500円）だった。
もちろん、反響は上々。「カレンダーはないの？」という声も寄せられ、4月からは卓上カレンダー『OKINAWA Power Girls Calendar 2013-2014』（税込み1,250円）の発売もスタート。こちらは、フォトコレクションから一部のカットを厳選した形で構成されている。
それ以外の反響としては「画像がセクシーなので飾るのが恥ずかしい（笑）」、「スタイルが良いので本当のモデルさんと思った」といった声が寄せられており、カレンダーの方は4月いっぱいでめでたく完売！ 現在は「電子書籍ストア ウック」からのダウンロードという形でフォトコレクションのみの購入が可能だそうだ。
ちなみに「沖縄パワーガールズ」の今後の活動予定を伺いたいのですが。要するに、第2弾の発売はあるのでしょうか？
「現時点では未定です。みんな仕事の合間を縫っての活動となりますので、今回の商品化や販売活動も大変な苦労がありました。続編の要望があり、協力してもらえるメンバーが集まるのであれば検討したいと思います」（安仁屋さん）
決して誤解しないでいただきたいのですが、ヌードではない。しかし、沖縄女性が一肌脱いでくれました！ 医療支援のための試みです。
（寺西ジャジューカ）
