停電時に約1秒でPCに電力供給するモバイルバッテリー
「停電対策」機能を備えた大容量外付バッテリー「MyBattery Book Ultra」（JTT）。容量は2万2000ｍAh（3.7V）、USB 5V（2.1A）、12V（2A）、19V（3.5A）の3種類の電圧出力と変換チップを搭載、ノートPCだけでなくスマートフォンやポータブルテレビ、ルーター、ネットワークカメラなど多くの家電に使用できる。なお、ノートPCで最大約8時間の動作が可能だそうだ。これは便利！ また、様々な保護回路が搭載されており、トラブルの起らないように常にバッテリーの状況を監視している。
「それは常に入力ポートと出力ポートを監視しているので、停電や電源トラブルが発生しても約1秒でバッテリーから出力を開始できるのです」。つまり、コンセント、ACアダプターからの出力が停止した場合、それを察知してバッテリー出力がスタートするわけだ。
停電時だけでなく、ふつうにモバイルバッテリーとしても使える。たとえば、iPhone（USB）、ポータブルテレビ（12V）、ノートPC（19V）で同時利用することも可能だ。その場合、約何時間動作するのか。
・19Vで動作するノートPC（AtomCPU、1GB、10”液晶のネットブックでスクリンセーバーを連続表示）
・12Vで動作する液晶テレビ（7インチサイズ、ワンセグを受信状態）
・USB充電のiPhone4S（0％の状態から満充電し、そのまま接続した状態）
以上のケースで
「約5時間の動作を確認しました。ただし、ノートPCでインターネットや動画再生など消費電力の高い作業をすると動作時間は短くなります。動作時間は接続機器や利用環境により変動します」
ところで、大容量バッテリーの安全性確保のため、やってはいけない使用方法はあるのか。たとえば、水濡れは大丈夫か。
「一般的なノートPCと同じように防水加工は施されていません。また、火や水のそば、高温多湿の場所では、本製品を利用しないようお願いします」
はい、分かりました。
停電時、それから出かけるときにバッグに入れておくのもお勧め。電池切れのモバイル機器に対応できるので。家電は電気なければただの箱。電気の確保が常に重要である。
（羽石竜示）
