エージェントPを中心に、『フィニアスとファーブ』のさまざまなエピソードで活躍するアニマル・エージェントたちの活躍がブルーレイ/DVDに! (C)2013 Disney

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以前にコネタで紹介した、天才兄弟・フィニアス&ファーブと、カモノハシのエージェント・ペリーが活躍するディズニー・アニメ『フィニアスとファーブ』。

本国アメリカではディズニー・ランドにアトラクションができるなど、海外ではすでに高い知名度を誇っているこの作品。日本でも4/27〜5/8に東京駅一番街内の、東京キャラクターストリート“いちばんプラザ”に期間限定ショップがオープンするなど、ジワジワとその人気が世間に浸透しつつある。
そんななか、このカモノハシペリー(エージェントとしての名前はエージェントP)が主役のエピソードを集めたブルーレイ&DVDセット『フィニアスとファーブ/ペリー・ファイル ブルーレイ+DVDセット』がリリースされた。

ペリーは普段はフィニアスとファーブたちのペットとして飼われているが、人間たちの見ていないところでは秘密組織“The O.W.C.A.”のエージェントとして地球の平和を守るため、悪の科学者・ドゥーフェンシュマーツ博士と日夜バトルを繰り広げているという設定。
ペットの時のペリーは口を開けて時々居眠りをしているようなユル〜いキャラなのだが、トレードマークの帽子をかぶってエージェントとして動き出すと、一瞬にして眼光鋭いスパイに変身。仕事人としては敏腕でありながら、宿敵のドゥーフェンシュマーツ博士に頼まれて博士の娘の誕生パーティの準備を手伝ったり、ひと目見ればわかるような博士お手製のトラップにも義理で引っかかってあげたりと、妙に人(カモノハシ?)がいいところもとても魅力的なのだ。

ブルーレイ&DVDでは、要注意エージェントとして知られているウサギのデニスと丁々発止のバトルを繰り広げる『かわいいウサギにご用心』や、トレードマークの帽子をかぶった写真が世間に公開されてしまい、エージェントを休職させられるハメになる『マスコットキャラクター・ペリー』などの14エピソードが楽しめる。

この作品に続いて、7/17にはエージェントPの同僚であるアニマル・エージェントたちが活躍するエピソードを収めたブルーレイ&DVD『フィニアスとファーブ/ペリー・ファイル:アニマル・エージェント』もリリース。普段はフィニアス&ファーブの家の向かいに住むイザベラのペットとして暮らしているチワワのエージェント・ピンキーや、マーシャルアーツを得意とする武闘派のパンダ、エージェント・ピーターなど、ぬいぐるみのようにキュートなのに仕事のデキるスパイたちにフォーカスを当てた11エピソードが収録されている。アニマル・エージェントたちは各家庭にペットとして飼われていたり森などに野生動物として暮らしていて、さまざまなエピソードにモブキャラとしても出演しているのだが、そんな彼らの姿がまとめて見られるのも、“フィニファ”ファンにとってはうれしいプレゼントなのではないだろうか。
この2作品共通で登場する、冷静沈着なようでいてかなりのおとぼけキャラなエージェントPの司令官・モノグラム少佐と、そのアシスタントの大学生・カールのコントのようなやり取りも、ジワジワと笑えて味わい深い。

海外アニメファンやゆるキャラ好き&動物キャラ好き、そして007シリーズや『ミッション:インポッシブル』のようなスパイ映画などを愛する映画ファンをも魅き付ける『フィニアスとファーブ』。今年は愛らしいアニマル・エージェントたちが、日本のエンタメ界でも大いに活躍してくれそうだ。
(古知屋ジュン)