米化学会の年次大会によれば、中国、台湾、イタリア、インド、タイ、ブータン、チェコ共和国で生産されたコメから、米国食品医薬局の定める暫定耐容一日摂取量を超える鉛を含むことが報告された。中国および台湾で生産されたコメの鉛含有量は特に高かった。

 新華社通信が中国版ツイッター・微博に開設しているアカウント・新華視点が同報道を紹介したところ、中国人の微博ユーザーたちが多くのコメントとともに次々にリツイートした。

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 微博ユーザーからは「オレらは食べなければ飢え死にするが、食べればいずれ毒死する運命だ」、「食べる物も、飲むものも、使う物も、遊ぶものも、すべて毒がある。オレ達に活路はあるのか?」、「私たちはほかに何を食べたら良いのか、誰か教えてくれ」など、やるせないというコメントが多く寄せられた。

 また、中国では食品の安全性にかかわる問題が多すぎるため、「米から鉛が取れる。一石二鳥じゃないか。これぞ科学技術の成果」と皮肉を述べるユーザーや、「水汚染がコメの重金属汚染をもたらす。今後は米袋に重金属含有量を表記するようにしたらどうだ」と提案するユーザーもいた。

 ほかにも、「飢え死よりは病死のほうが良いというのが官僚の考えだ。飢え死にすると管理や体制に問題があるということになるが、病死なら原因は複雑になり、運が悪かったということにできる」と指摘するコメントも寄せられた。

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 中国では各地で重金属汚染が確認されている。慢性的な鉛中毒になると、消化器症状、神経症状などの原因となり、特に児童の鉛中毒は少量でも有害で、知的障害など神経障害の原因になるとされている。

 江蘇省〓州市運河鎮新三河村では2009年、村に住む14歳以下の児童100人あまりのうち1歳未満の子どもを含む41人が鉛中毒となったほか、65人が高鉛血症と診断された。(編集担当:畠山栄)