『LEDブックライト ライトウェッジ2.0』(白箱.com)

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学生の頃から活字好きだった筆者にとって、いまだ紙の本に愛着がある。そのせいか電子書籍は漫画や写真集などにはいいと思うが、細かい活字主体の本はやはり紙の上が読みやすいのではないかと思っている。ところが、現状いつも思う悩みは暗いところでの読書。電気スタンドではどうも眩し過ぎる。紙の本を明るく読みやすくできるアイテムはないだろうか。

何やらちょっと変わったアイテムを見つけた。それは、『LEDブックライト ライトウェッジ2.0』(白箱.com)。

本体は黒いフチと透明のアクリル板になっており、ページの上に置くと光学アクリルレンズがページを均一に照らすというのだ。電気スタンドと違い、周囲への光漏れが少なく、寝室や消灯した車内や機内での読書が楽しめるのが特徴。USB充電タイプで1回の充電で約15時間使える。本体に仕込まれたLEDの光によってアクリルレンズを通して読むページを1ページずつ照らすというわけで、これなら余分な光が眼に入りづらいかも。

実際に試してみた。部屋の照明を消して、ベッドに横になりながら読むというシチュエーションにした。ほぼ真っ暗の中、同製品のスイッチを入れると思った以上に明るかった。載せたページはもちろん、2ページ目も読めるくらいだ。本体からライトがアクリルレンズに照射されているのがよく分かる。明るいが眩しいという感じはあまり感じなかったので、従来の電気スタンドを真っ暗な中で使用するよりは読みやすかった。

栞代わりに本に挟んでカバンに入れ、電車ホームやバス停での待ち時間などにさっと取り出して使用するのもよさそうだ。重量は約220グラムなので、手持ちで読むことも十分可能だ。また、携帯用として文庫サイズ、新書サイズなどを読むのに便利そうな一回り小さいサイズのものもある。

本を読む以外の利用法としては、たとえば暗いところで自転車のキーを開けるときに鍵穴を照らす、道端に小銭を落としたとき周囲を照らすなど、いろいろな状況に応用できるだろう。

ということで、活字はなるべく明るいところで読むのがベターだが、どうしても暗いところでも読みたい本の虫たちにはこうしたアイテムは重宝であろう。
(羽石竜示)