＜ウェルター級／5分3R＞
マーカス・デイビス（米国）
NC.1R3分05秒
ワーチム・スピリットウルフ（米国）

大きな声援を受けるデイビス。サウスポーの構えから、左ミドルを見せる。スピリットウルフは距離を取るも、そのままジリジリとケージ際まで追い込まれていく。スピリットウルフのパンチをいなし、デイビスは再びプレッシャーをかける。スピリットウルフは左ローを繰り出すが、ケージを背にする展開は変わらない。

ローから左ハイを伸ばすデイビスに、スピリットウルフが組みついていく。デイビスはギロチンを仕掛け、体を入れ替えて距離を取りなおす。左ハイから左ストレートを伸ばしたデイビス。スピリットウルフもワンツーで前に出るが届かない。組みついてデイビスが、スピリットウルフをケージに押し込む。と、右ヒザをついている状態のスピリットウルフの急所に、デイビスの右ヒザが直撃する。

腰から崩れ、起き上がれないスピリットウルフ。5分間のインターバルが与えられるが、スピリットウルフは続行不可能に。「5分経った。続けられないなら立って、腕を上げろ」と非情な声を掛ける。5分間の放置プレーよりも、ドクターチェックが必要だったように見えた一戦は、ノーコンテストという裁定が下った。