『レ・ミゼラブル』が最も映画館で観てほしい映画に!
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 全国に60のシネマコンプレックスを展開するワーナー・マイカルが30日、同社従業員による「映画館で観ることを薦めたい」映画への投票で決定する「ワーナー・マイカル映画館大賞2012」を発表した。邦画では『おおかみこどもの雨と雪』、洋画では『レ・ミゼラブル』が1位に輝いている。

 2007年に社内企画としてスタートし、昨年から公の発表が始まった同賞。6回目となる今回は、本社と劇場の従業員約3,000名の中から、これまでで最多となる1,751名が投票に参加し、ベスト10が決定した。

 得票数トップに立ったのは、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『レ・ミゼラブル』。公開以来5週連続でベスト3入りを果たし、興収も30億円を突破するなど、観客から熱い支持を集めるその人気ぶりを、ここでも見せつけた。そのほか洋画部門では、『ダークナイト ライジング』『アベンジャーズ』『007 スカイフォール』といった大作の名にふさわしい映画が並ぶ中、ロングランヒットとなったヒューマン・コメディー『最強のふたり』が3位にランクイン。また『幸せへのキセキ』『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』といった、小粒だが味わい深い良作もランクインした。

 一方の邦画では、細田守監督が手掛けた『おおかみこどもの雨と雪』がトップに。2位には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』がランクインし、アニメ作品がトップ2を占める結果に。この2作品が昨年もたらした一大ブームが、劇場従業員にも大きな影響を与えていたことが読み取れる。(編集部・入倉功一)

「ワーナー・マイカル映画館大賞2012」結果は以下の通り

邦画部門
1位 『おおかみこどもの雨と雪』(210票)
2位 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』(144票)
3位 『BRAVE HEARTS 海猿』(115票)
4位 『テルマエ・ロマエ』(106票)
5位 『ONE PIECE FILM Z ワンピース フィルム ゼット』(87票)
6位 『劇場版 SPEC〜天〜』(83票)
7位 『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(80票)
8位 『麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜』(69票)
8位 『のぼうの城』(69票)
10位 『悪の教典』(57票)
10位 『るろうに剣心』(57票)

洋画部門
1位 『レ・ミゼラブル』(305票)
2位 『ダークナイト ライジング』(223票)
3位 『最強のふたり』(170票)
4位 『アベンジャーズ』(150票)
5位 『007 スカイフォール』(79票)
6位 『ドラゴン・タトゥーの女』(76票)
7位 『シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム』(69票)
8位 『幸せへのキセキ』(64票)
9位 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(55票)
9位 『TIME/タイム』(55票)
9位 『メン・イン・ブラック3』(55票)