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(C)2012 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

久しぶりに3D映画「アバター」を鑑賞した。これまでも3D作品は幾度も観たことはある。DVDやBlu-rayでも観たし、劇場にも行って観ている。がしかし、今回の「アバター」は、今までの3Dとは、ちょっと違っていた。


■ただ3Dにしただけの作品と一線を画す臨場感
これまでの3D映画は、どうしても「3Dで観ている」という違和感がどこかにあり、その違和感が引っ掛かって、どうしてもストーリーに入り込めなかった。しかし、この「アバター」では、すんなりと、そしてどっぷりとストーリーに浸かってしまった。

今回の観賞した環境は、32インチの3D対応テレビに3D用偏光メガネという通常の3D観賞環境だった。しかし、それで観たアバターは、まったくテレビというサイズ感を意識させないものだった。視聴開始前は、3Dメガネの電源が入っていないなどドタバタしたが、電源が入り映像を見た瞬間から、アバターの世界に入ってしまった。というより、引きずり込まれたという感じに近い。

これは、3D映像の制作テクノロジーの進化が大きいと思われる。これまでのように、単に「3Dになっていればよい」、あるいは「とにかく3D化してみた」というレベルのものではないからだ。もちろん、Blu-rayなので、高画質で制作できることはわかるが、それだけではなく、きちんと3Dとして観られるにはどのようなテクノロジーが必要なのかを熟慮して制作された映像という印象なのだ。

3D映像で最も大切なのは、「臨場感」だと思う。臨場感ある映像というのは、観賞しているというスタンスではなく、その場に自分も居るという感覚をもてるからだ。まさに、今回の「アバター」はそれなのである。宇宙船の中に自分が居て、森の中に自分が居て、空を飛んでいる自分が居る。だからこそ、闘いのシーンで爆破物の破片がこちらに飛んできたときには、思わず「オッ!」と声を上げて顔を避けてしまったくらいだ。


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アバターは、これまでにも観たことがあるてので、ストーリーは知っているし、次のシーンにどんなシーンがくいるのかわかっていたのだが、まったく初めて観てるかのように、映像からストーリーにぐいぐいと引っ張り込まれてしまう。こんな感覚は初めてだ。


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アバターは約160分の作品で、見終わった後、疲労感を感じた。というのも、とにかく自分もその場に参加しているような感覚で観ていたからだ。きっと視聴中はアドレナリンが噴出しっぱなしだったのだろう。まるで、マラソンをした後みたいにグッタリしたわけだが、これが実に心地よいグッタリ感なのだ。

今回、実際に観るまでは、いつもの3D映像だろうと高を括っていたのだが、本当に素晴らしい3D映像には驚ろかされた。3D映像は、ここまで進化していたのかと改めて感心した次第だ。

もう一度、自宅の3D環境を整理し、再び「アバター」を観たいと思った。

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