ヤンなでの流した涙の美しさに、敗戦の悔しさを上回る喜びを覚えた件。
入場を待つヤンなでたち。その中で、パンツをまくり上げて太もものあたりの具合を直している猶本光の姿。ドキッとする僕。試合のたびに少女たちは、大きく頼もしく美しくなっています。それにつれて、僕の中の「ヤンなでと一緒に夏祭りも行きたかった」「スイカ割りもしたかった」「肝試しもしたかった」という後悔も、ますます大きくなっています。今年の夏も、もう終わりですねぇ…。
↓わ、簡単に真ん中にスルーパス通された!開始1分でヤンなで失点!
出会って56秒でゴールされたか…。
何か突然のキスから始まる少女漫画みたいな急展開だな…。
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しかし、国立競技場に集った2万8036人の大観衆はこれで意気消沈することなどありません。ヤンなでの試合にとって結果など些末なこと。結果よりも過程。勝利よりも経験。今日よりも明日。もっと大きな華を咲かせるための、上り坂の途中にすぎません。
この試合だけを考えれば、確かに立ち上がりの簡単な失点は痛いミスです。しかし、未来を見据えればサッカーにおいてありがちな状況、必ずどこかで出会う苦境を体験できるいい機会。「開始5分で先制される」「だがそれでも頑張った」という記憶が、未来において彼女たちを助けるはず。初めてのキスで歯をぶつけた経験が、2度目のキスの柔らかさにつながるように。
そんな中、先制点をとっても落ち着くことはないドイツ。積極的な押し上げと、前線での追い回しはヤンなでにプレッシャーを与えつづけます。ボールをつないで落ち着くことのできないヤンなで。先輩なでしこがかつて苦しんだ、ガツガツくるタイプへの戸惑いに、彼女たちも翻弄されていたのでしょうか。自陣に押し込められる時間がつづいた前半13分、さらに前半19分と連続失点でヤンなでは打ちのめされます。
↓前半13分、センターライン付近から裏に大きく蹴ってきたボールが、一発で裏に抜けてしまった!
2012年の栞:「私の背が10センチ、いやあと5センチでもあれば…もう少し頑張れたのかな?」
2020年の栞:「結局、背は伸びなかったよ」
2012年の栞:「そう…」
2020年の栞:「ガッカリした?」
2012年の栞:「うん。ちょっぴりね。ねぇ、未来の私はまだサッカーつづけてるの?」
2020年の栞:「どうでしょう?それは、あなた次第だから」
2012年の栞:「じゃあ大丈夫だね。私、こんなことで負けないから」
2020年の栞:「じゃあひとつ教えてあげる。私、背は伸びなかったけど、もっと上手に跳べるようになったから」
2012年の栞:「さすが私だね(笑)」
2020年の栞:「だから、頑張ってね。夢の舞台で待ってるよ」
※みたいな妄想に身悶えながら僕はテレビを見ていますが、これが罪に問われるようならこの国はもう終わりです。
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