お菓子の歩数計『キシリウォーカー』(左段)、『チョコウォーカー』(右段)。ドリテックから10月上旬発売。

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多くの中年男子にとって、運動とダイエットは共通の課題である。筆者もここ数年の体重増に悩み、食事量の制限やウォーキングを試みている。一方、女性もダイエットにはかなり執念を燃やしているようだ。中年男子と異なり、健康のためだけでなく、美容のためでもあるから……。そんな中、巷ではいろいろとダイエットグッズが氾濫しているのだが、今回は女性が気に入りそうな歩数計を紹介したい。

以前紹介した「リニューアルした伊能忠敬の万歩計」では、本体の外観は至って普通だがキャラの伊能忠敬の励ましの言葉をもらいながら日本一周するというおもしろい機能が付いていた。他方、外観が歩数計にはとても見えないのが、『キシリウォーカー』『チョコウォーカー』(ドリテック製)というアイテム。名前の通り、どういうワケかお菓子のデザインなのだ。

お菓子ってやっぱりダイエットの大敵だと思うので、それがどうして歩数計になったのか。あまりにも疑問なので、同製品を10月上旬に発売するドリテックさんに「なぜ歩数計にお菓子のパッケージを採用したのか」を単刀直入に聞いた。すると、
「従来の歩数計はメタボ対策や健康維持を目的とした中高年向けデザインが多かったのですが、女性の好きなお菓子をデザインに取り入れることで、楽しく積極的なシェイプアップを支援できればと考えました」

……って、それはなんとなく想像していたが、でもお菓子食べたくならない?
「ハイ、『○○歩まで歩いたらお菓子が食べられる』といった歩くことへのご褒美も連想できると思います」
なるほど、「女性にはご褒美」が隠れたキーワードだったのか。つまり、「見ることで満足する」ということ。

では、そのお菓子パッケージに似せるため、とくにこだわった外装部分はあるのか。
「『チョコウォーカー』の文字は実際にチョコレートに書いたような立体的な表記にしています。もうひとつの『キシリウォーカー』のほうは角に丸みを持たせて、市販の粒ガムのような形状にしました。また、パッケージもお菓子を意識したつくりになっています」

外観の意味とこだわりは分かった。機能面で特徴的なものは。
「3D加速度センサーを搭載しているため、ベルトなどにつけて固定しなくても、胸ポケットやバッグに入れたまま歩数が計測できます。さらに、歩数・歩行距離・消費カロリーを7日分メモリーし、履歴を表示できます」
そう、ベルトに付けているとなんとなく照れくさいですよね!

最後に、ウォーキングと歩数計を使うメリットについて教えてもらった。
「ウォーキングは日常的に行える手軽な運動です。歩数を計ることで普段の生活でどれくらい歩いているかわかりますし、1日1万歩など目標を決めれば、普段歩かない距離でも積極的に歩くようになります。ダイエットなど脂肪を燃焼させるだけでなく、ストレス解消や気分転換にも効果的です」

なんか歩きたくてムズムズしてきた。
(羽石竜示)