遠くからパソコンを操れるリモコン
これは一つの病気らしいが、リモコンを手にすると“ザッピング”が止まらない。理由もなく、チャンネルをしきりに替えてしまったり。
我ながら落ち着きがないとは思うが、私の幼少期の家にあったのは“家具調テレビ”だったのだ。当然、リモコンなんかあるわけでもなく……。だからこそ、リモコンを初めて手にした時、有頂天になってしまった。それ以来、ずっとこう。もう、あの頃には戻れない。
そして素晴らしき新リモコンが、またしても私の前に現れた。リモコンと言っていいのだろうか、マウスと言った方が適しているのか。「バッファローコクヨサプライ」(名古屋市)が開発した『OPAir(オペア)』は、マウスとキーボードの機能が一つになったリモコン。
自宅のテレビにパソコンを接続している場合。もしくは、会議でのプレゼンというシチュエーションで。このデバイスさえあれば、離れた場所(最大10メートル)からでもパソコンを操作することができるのだ。
使い方は、まずパソコンのUSBに付属の無線レシーバーを取り付ける。そして、パソコンにこのリモコンを向ける。そして、操作する。
リモコンの中央にある円形部分を押していけば画面上をスクロールできるし、文字入力もリモコン内のボタン操作で片手でできてしまう。
これは、面白い! 私も自宅でやってみました。家のパソコンはテレビに接続していないので、愛機であるノートパソコン相手に……。
ん、意外と難しいぞ。ちょっと、使い方を理解するまでに時間がかかりそう。もう少々、お待ちを!
……そんなこんなで、さっきから15分が経過しました。
「この文章は、リモコンを使って書いています。」
↑この23文字を書くのに要した時間は、ぶっちゃけ5分強。正直、大苦戦しました(笑)。
ただ、段々と頭と体が理解していったのも事実。そうなれば、お茶の間でも会議室でも“デキる男”に見られること必至! というか、普通に便利です。
ちなみに、『OPAir』はローマ字入力とケータイ入力の2種類に対応しているので「片手での操作といえば、ケータイ!」なんて人には、そっちの入力が取っ付きやすいかもしれない。
そういえば、このリモコンと携帯電話には浅からぬ因縁があった。
「『OPAir』は、中央の円形の部分で操作をします。実は、この円形部分を開発した者は、当初は携帯電話での活用を目指していました」(同社・担当者)
携帯電話を持っている時の、自身の手つきを思い出してみた。本体の裏側を包み込むように持ちつつ、余った親指でボタン操作。こんな感じだったと思う。
この“裏側”に円形部分を設置し、持ち手によって操るカーソル機能を搭載した携帯電話の完成をイメージしていた開発者。しかし、実現に至るまでにはナカナカ難しい問題があり、マウスへの導入が先になった。今回の、『OPAir』の商品化である。
すでに9月上旬より、家電量販店やバッファロー直販サイト「バッファローダイレクト」にて『OPAir』は販売されている。同サイトでの販売価格は、5,980円(税込)。
パソコンといえば、画面の前に座って集中しながらキーボードを打ち込むもの。そんなイメージがあったかもしれない。
しかしこのリモコンさえあれば、ソファに座りながらゆったりとインターネット。チャットや動画サイトを満喫することができるのだ。ひょっとしたら、マウス界の革命かもしれない。
(寺西ジャジューカ)
我ながら落ち着きがないとは思うが、私の幼少期の家にあったのは“家具調テレビ”だったのだ。当然、リモコンなんかあるわけでもなく……。だからこそ、リモコンを初めて手にした時、有頂天になってしまった。それ以来、ずっとこう。もう、あの頃には戻れない。
自宅のテレビにパソコンを接続している場合。もしくは、会議でのプレゼンというシチュエーションで。このデバイスさえあれば、離れた場所(最大10メートル)からでもパソコンを操作することができるのだ。
使い方は、まずパソコンのUSBに付属の無線レシーバーを取り付ける。そして、パソコンにこのリモコンを向ける。そして、操作する。
リモコンの中央にある円形部分を押していけば画面上をスクロールできるし、文字入力もリモコン内のボタン操作で片手でできてしまう。
これは、面白い! 私も自宅でやってみました。家のパソコンはテレビに接続していないので、愛機であるノートパソコン相手に……。
ん、意外と難しいぞ。ちょっと、使い方を理解するまでに時間がかかりそう。もう少々、お待ちを!
……そんなこんなで、さっきから15分が経過しました。
「この文章は、リモコンを使って書いています。」
↑この23文字を書くのに要した時間は、ぶっちゃけ5分強。正直、大苦戦しました(笑)。
ただ、段々と頭と体が理解していったのも事実。そうなれば、お茶の間でも会議室でも“デキる男”に見られること必至! というか、普通に便利です。
ちなみに、『OPAir』はローマ字入力とケータイ入力の2種類に対応しているので「片手での操作といえば、ケータイ!」なんて人には、そっちの入力が取っ付きやすいかもしれない。
そういえば、このリモコンと携帯電話には浅からぬ因縁があった。
「『OPAir』は、中央の円形の部分で操作をします。実は、この円形部分を開発した者は、当初は携帯電話での活用を目指していました」(同社・担当者)
携帯電話を持っている時の、自身の手つきを思い出してみた。本体の裏側を包み込むように持ちつつ、余った親指でボタン操作。こんな感じだったと思う。
この“裏側”に円形部分を設置し、持ち手によって操るカーソル機能を搭載した携帯電話の完成をイメージしていた開発者。しかし、実現に至るまでにはナカナカ難しい問題があり、マウスへの導入が先になった。今回の、『OPAir』の商品化である。
すでに9月上旬より、家電量販店やバッファロー直販サイト「バッファローダイレクト」にて『OPAir』は販売されている。同サイトでの販売価格は、5,980円(税込)。
パソコンといえば、画面の前に座って集中しながらキーボードを打ち込むもの。そんなイメージがあったかもしれない。
しかしこのリモコンさえあれば、ソファに座りながらゆったりとインターネット。チャットや動画サイトを満喫することができるのだ。ひょっとしたら、マウス界の革命かもしれない。
(寺西ジャジューカ)