おへその上までスッポリ暖か

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女性ファッション誌『Domani』が特集し、物議を醸したファッション「寅カジ」。渥美清の当たり役、「寅さん」的なテイストを特徴とするゆるめでもかっこいいファッションなのだとか。
今年の夏は節電に明け暮れた感があったが、冬も同じくオフィスや自宅で節電を求められることになりそう。快適でシンプルなファッションが流行る予感大だ!
提唱した『Domani』に対してやり過ぎの声が高かった「寅カジ」だが、意外にクルような気がしてくる。

となると注目したいのが、このはらまきボクサーだ。はらまきとボクサーパンツが合体。「シンプル」、「快適」、「かっこいい」の3拍子を実現したアイテムだ。
発売元のヘインズさんによると、昨年は女性専用のアイテムとして発売したところ、かなりブレイクしたのだとか。
今年は満を持して男性向けの投入。女性から男性へと流行が広がったレギンスのような流行がくるはず、との予想らしい。冷え性男子の増加もあり、担当さんもかなり自信満々だ。

それもそのはず。商品のおしゃれ度数はだてじゃない。
男性のはらまきというと、「寅さん」を筆頭に、思い浮かぶ愛用者は「バカボンのパパ」、「じゃりン子チエのテツ」といったところだろうか。全員男らしい自由人だ。その生き方は、男性にとって憧れの要素が強い。はらまきはそんな彼らの男性的なプラグマティズムによって保温性が評価され、愛用されたものと思われる。
ただそれだけにファッション性はあえて無視されており、他人の目を気にせずにいられない凡人が取り入れるのはいささか困難だった。暖かく快適とわかっていても着用できなかった理由はそこにある。

そんな壁を打ち破る商品がこのはらまきボクサーなのだ。ボクサー部分、はらまき部分ともにスパンデックス素材で身体にピッタリフィット。はらまき部の柄はネイティブアメリカン柄、ノルディック柄、モノトーンのバンダナ柄などカラフルでおしゃれ。
見せる下着に慣れた若年層なら、これをどう見せるか、がオリジナルファッションの見せ所かも。

担当さんによると、前あきがなく、Sサイズから展開されているので、女性にもおすすめなのだとか。節電で寒くなるだろうオフィスで、老若男女の頼れる味方になりそう。
(谷垣吉彦/studio woofoo)