「シャワータイム中にあったらいいもの」は、ダントツ1位で「音楽」。ますます熱唱してしまいそうではないか。

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例年、サマーシーズンはシャワーだけにしている。湯船には、暑いから正直浸かっていない。サッとシャワーを浴びて、鮮やかに汗を洗い流すのが、夏季のいつものやり方。
それはそれで気持ちいいのだ。頭上からお湯のビームを浴び続け、夢想。こうしていると、いつの間にか陶酔状態になるんです。最高の夢心地。

ところで、花王が面白い調査を行っている。6月25日における『シャワータイムバブらくらくジェル』発売に合わせ、インターネット上で「シャワータイムに関するアンケート」を実施したのだ(調査期間:6月7日〜10日)。

男女6681人(男性1682名・女性4999名)を対象にしたこの調査、興味深い事実が次々と浮かび上がってきている模様。しかし、その前に知っておきたいことがいくつかある。
まず、自宅のお風呂の形態について。この件に関しても質問は行われており、結果「独立型浴室」の家で生活している人は72.8%だということがわかった。以下、「ユニットバス」の人は23.5%、「シャワーのみ」が1.6%、「銭湯」が0.4%だと判明。

続いての「お風呂は好きですか?」という問いに対しては、88.7%の人が「好き」と回答している。”日本人は、お風呂好き”。知ってはいたけど、再認識しました。
また「湯船浴(湯船に浸かること)とシャワー、どちらが好きですか?」という質問に対しては、「湯船浴」と答えた人が78.0%で、「シャワーのみ」を選んだ人は22.0%という結果に。これも予想通り。

「毎日湯船に浸かる割合」という設問では、冬場は63.5%、夏場は38.7%の人が、毎日湯船に浸かっていることがわかった。ただ、逆に「冬場にシャワーだけの日」がある人も36.5%いる。まさに、千差万別。

これらの結果を踏まえ、世間のシャワータイムに関する諸々に迫っていきたい。
まず気になった設問は、「あなたがシャワータイムに求めるものはなんですか?」というもの。ここでは、大多数の人が「さっぱり感」(81.9%)と答えており、続いて「リフレッシュ」(44.7%)や「お風呂タイムの短縮」(33.9%)という順になった。
他は「気分の切り替え」や「癒し」、「ストレス解消」、「朝出勤する前の気分転換」といった少数意見も見られる。心と体のプラスになる効果も、シャワータイムにはしっかりと求められているのだ。

続いては、「シャワータイム中にあったらいいなと思うものはなんですか?」という設問に迫っていきたい。
ここでのダントツ人気は、何といっても「音楽」(41.2%)。次いで「テレビ」(20.2%)、「マイナスイオンシャワー」(14.3%)といったものが挙がっている。ちなみに、少数意見として挙がっていたのは「カラオケ」、「プラネタリウム」、「スクラブやいい香りがするシャワージェル」、「アロマ」など。
このように娯楽や癒しを求める人がいる一方、「何もいらない。さっさと出る」、「シャワータイムに必要な娯楽はない」と、”時間”を重視する方からの回答も。まさに、千差万別ではないか。

そして最も興味深かった項が、コレ。「ちょっと人には言いにくいですが、ついついシャワーでやってしまうことはなんですか?」という質問である。
ここで多数派だったのは「打たせ湯みたいにずっと出しっぱなし」、「水圧を強くして体の血行を良くするために全身にあてる」、「お腹の脂肪をマッサージ」といった“美容・健康系”の回答。

しかし、この設問は少数意見の方が面白い。それらの中に、恥を忍んだカミングアウトが多数寄せられている。
というわけで、そのカミングアウトたちを以下に列挙しました。
「座禅を組み、滝に打たれてる気分で滝行ごっこ」、「水芸ごっこ」、「雨の中に傘もささないで立ってる怖い女の人のまね」、「シャワーをマイク代わりにし、熱唱する」、「シャワーを高い方にかけ、シャンプーのCMのように洗い、ハリウッド女優気取りの自分に酔う」、「鏡とシャワーで、AKB48の曲の口パクコンサート」、「水が出るところに向かって、刑事ドラマみたいにしゃべる」、「柔道の練習」、「ヌンチャク」、「裏返して噴水のようにする」……。
どうやら「○○のまね」のようなごっこ遊びから、美容・健康を意識したシャワーの活用法まで、それぞれが様々な意義を持ってシャワータイムを過ごしているのだな。非常によくわかりました。

個人的には、皆さんに自信を持っていただきたい。浴室は、自分一人しかいない貴重な個室。好き勝手に満喫したって誰にも迷惑をかけないし、それって素敵なことだと思うわけで。
だって私は、毎晩浴室でコンサートを開催してますから。(「シャワーをマイク代わりにし、熱唱する」)
(寺西ジャジューカ)