カメラを包んで持ちは運ぶ風呂敷型カメラケース『カメララップ』(ハクバ)。サイズ・カラーとも豊富。

写真拡大 (全3枚)

みなさん、愛用のカメラでパャシャパャ撮っていますか?
ところで、カメラは何に入れて持ち歩くことが多いだろう。専用のカメラバッグや普通のリュックサックに詰め込んでいる人も多いようだが、今回はあえてもっと斬新なものに入れてはどうかと提案したい。それは、「風呂敷」だ。

ご存知のように風呂敷は一枚の四角い布である。そこから、カメラを包んで持ち運ぶ製品『カメララップ』を開発したのが、カメラ関連機材会社のハクバだ。材質はナイロン、ポリエステルで、表面は撥水処理加工を施す。カメラを包んで最後は角に付いたゴムひもで止めるというシンプルな仕様だ。

しかし、どうしてこのようなアイテムをあえてつくったのか。ハクバさんに聞いてみた。
「カメラユーザーさんの中で、カメラバッグを使用せず機材をタオルなどに包んで持ち歩いている人が意外と多いのです」
あまり人に自慢してカッコイイことではないが、とても安上がりで簡単なカメラ保護のやり方。筆者も昔、やったことあります。

「一眼レフカメラだけではなく、マイクロフォーサーズ規格の一眼など、カメラ機材の大きさが多様化しているので、汎用性の高い用品が重要になってきているという背景もあります」
確かに、一眼系カメラの大きさ、形は昔に比べて格段に種類が増えた。なので、従来のケースで何種類ものカメラを収納するのが難しくなっているのだ。
「当社商品『カメラざ・ぶとん』を発売した際に、『レンズを巻いたり、バッグ内を仕切るだけではなく、包めるような薄いタイプのものが欲しい』というユーザーの要望もありました。以上のようないろいろな要因が重なり、開発・発売しました」

ということで、『カメララップ』のメリットをいくつか以下のようにまとめてみた。
・専用のカメラケースだと他の機材には使用できなかったりするが、自分の持っている機材それぞれに合わせて、形状に関係なく保護できる
・撥水加工されている生地を使用しているので、突然の雨の際には簡易的なレインカバー代わりになったり、バッグの中でペットボトルなどに付く水滴などからも機材を守れる
・様々なシチュエーションで使用できる。たとえば、レンズ交換時の置き場所確保、寒いときにひざ掛け代わりなど
・未使用時には、畳んでコンパクトに収納できる
・ゴムとクリップ、コードロックが付いているので、留め方も自由自在

こうして挙げて見ると、いろいろあるものでだ。最後に、コンパクトデジカメユーザーの場合のお勧めの使い方を聞いた。
「旅行などでコンデジを持っていく際に、カメララップを使用していると、
・カメラや荷物の置き場所ができる
・突然の雨から荷物を守れる
・話しのネタになる
など、カメラ保護以外でも役に立つと思います!」

日本の伝統アイテムの風呂敷。その可能性は大きい。
(羽石竜示)