レーザーによって、デスク上にキーボードが現れた。

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使い続けて数カ月経つのだが、未だスマートフォンの使い方に慣れない。特に、文字入力に手こずりまくり。我ながら遅い。
周りには上手く使いこなしている人も多いみたいだけど、私のような人種もいます。

そんな感じでヘコんでたら、面白い新アイテムの情報をキャッチした。リステアが9月上旬より発売する『マジックキューブ』が、スゴいらしいのだ。

まずは、画像を見ていただきたい。何の変哲もないパソコンキーボードを打ちこんでいる様子。……そんな風に見えたとしたら、それは大間違いだ。
キーボードの向こう側に、何か機械が見えないだろうか? あれが、何を隠そう『マジックキューブ』本体。あそこから赤色のレーザーが放たれ、デスク上に投影されたのが手前側のキーボードである。

要するに、あれはキーボードであってキーボードではない。厳密に言うと、レーザーによってデスク上に現れたキーボード。
でも、飾りじゃない。打てる。ブルートゥースに対応しており、スマートフォンやタブレット端末の文字入力の際、投影されたキーボードをワイヤレスで利用することができるらしいのだ。

これは、ありがたいな! 私は待っていた。そして待っていたのは私だけではない模様。予約受付の開始日である8月10日には、その日だけで約300件の申し込みがあったというのだ。
「過去に同じような機能の商品も販売されていたのですが、当時はあまり話題になりませんでした。しかし今回は『マジックキューブ』のサイズの小ささも話題となり、このような反響となりました」(同社・担当者)

では、どれほどに小サイズなのか。これが、結構驚くレベルだったりする。
「横は3〜4センチ。縦は、タバコの箱と同じくらいの高さになっております。もう、ポケットにも入ります!」
これさえあれば、いつでもどこでもキーボードだ。

ただ、一つだけ気になることがある。デスク上にキーボードは映し出されているものの、実際にはデスク相手にタイピングしている訳で……。それで、打ち込みの感覚は得られるのだろうか? 打ってるようで打ってない、打ってないようで打ってる。そんな手応えの無さも、予想されるのだが……。
「試してみるとわかるのですが、打ち込むごとに本体からタイピングの音が鳴るので、それで感触は得られるはずです」(担当者)
そうとわかれば、文字打ちだって速くなる。何しろ『マジックキューブ』は、一分間に350文字まで認知してくれるらしいのだから。

予約は、同社のホームページで受け付けられている。種類はシルバー、レッド、ホワイトの3色展開となっており、価格は19,000円(税別)。

ちなみに赤いランプで投影されるキーボードの大きさは、縦が240ミリで、横が100ミリ。このサイズさえあれば、別にデスク上じゃなくたってよい。テーブルでも何でも、平らな場所ならバッチリ投影される。

思うに我々のようなライターにとっても、心強い新アイテムだと思う。例えば、出先で長文を打ち込みたい場合。そんな時にコレさえあれば、私もアクセルを全開にできる。
それに傍から見たら、“新しモノ好き”に見えるかもしれない。想像しただけでワクワクだ。
(寺西ジャジューカ)