――5月25日にリリースしたニューシングル「もう一度」は、4月より放送されている、ミステリードラマ『霧に棲む悪魔』の主題歌にもなっていますが、ドラマや映画などで好きなジャンルはありますか？

倉木：『霧に棲む悪魔』は、イギリスのミステリー小説「白衣の女」が元になっているお話なんですけど、どんどん先が知りたくなるようなドラマってすごく好きですね。でも、1話から観ないと付いていけないようなドラマにハマッちゃうことが多いんですよね（笑）。海外ドラマだと『スーパーナチュラル』とか『フルハウス』とか好きですね。『アリー my　Love』は全巻持ってます！

――歌詞は、ドラマの原作や台本を読んでから書かれたんですか？

倉木：そうですね。ストーリーを頂いて、そこから。今回「昼のドラマのイメージを一新させたい」というお話があったので、私なりに書いてみました。

――ドラマを観た感想は如何ですか？

倉木：主人公の一人がダンサーなんですけど、ケガをして、森で自分の命を絶とうとしたら、白衣の女と出会うことによって運命が変わっていって。しかも、白衣の女がいなくなったら、今度は白衣の女と同じ顔の違う人物が出てきて。「この人、さっきの白衣の女じゃないの？」って思うじゃないですか。「最後は、絶対にこの人なんじゃないか？」という予想が色々できる所がすごく惹きつけられますね。自分と同じ様な人がもう1人いたら、きっと面白いですよね。

――ドッペルゲンガーとか、世の中には自分と同じ顔が3人いるともいいますが、そういう話って興味ありますか？

倉木：すごく興味あります。地球だってどうやって出来たのかも分からないし、宇宙ってどうなってるの？とか考えていると、そういうのがあっても不思議じゃないなと（笑）。私、知り合いにそっくりな人を見たことがあるんですよ。でも、違うんだろうなって。その人じゃないんですけど、本当に似た様な人って必ずいるんだなって。

――実際に自分はその場所にはいなかったけど、他の人から「どこそこにいなかった？」って言われたことはありますか？

倉木：あります！きっと似ている人がいるんだなと思います（笑）。

――初回限定盤の特典となるプロミスリングは、どんなデザインですか？

倉木：暖かい毛糸みたいな感じで。ミサンガみたいに自分で編んでもいいし。色々な色があるので、好きな物を着けて頂けたらすごく嬉しいですね。

――倉木さんは、好きなアクセサリーとかはありますか？

倉木：プロミスリングもそうですけど、作るのが好きで、昔よくハマッてて。あとは、今も着けてるんですけど、パワーストーンとかすごく好きですね。

――パワースポットとか、行かれましたか？

倉木：「SUMMER TIME GONE」という曲をリリースさせて頂いた時に、東京大神宮に行って、みんなの恋愛成就を祈祷して頂きました。あれから「結婚することになりました！」とか嬉しい報告があって、ファンの方には効き目があったみたいなんですけど、私には全く無かったので、もっとパワースポットを巡って来なきゃいけないなと（笑）。ツアーで神戸へ行った時に時間があったので、異人館に行ったんですけど、サタンの椅子という、腰掛けて願いごとをすると叶うという椅子があって。平日だったんですけど、すごく人が並んでいて。「せっかく来たんだから」と思って、座ってお願いしてきたんです。

――その願いごとは叶いましたか？

倉木：まだ叶ってないんですけど、いずれ叶ったらなと（笑）。

――今回のミュージックビデオの撮影は如何でしたか？

倉木：ミュージックビデオを撮影していた時にも、ちょうど地震があって。結構揺れたので、スタッフの方とかの携帯にビービーって速報が鳴って。私はメイクをしている時だったんですけど、「これはマズイ、大きな地震が来るぞ」と思って、みんなは冷静だったんですけど、一人で「みんな逃げてー！」って大きな声で叫んでたという…（笑）。いや、でも何が起きるか分からないから、本当に心配ですもんね！そんな中でも撮影は無事、最後まで集中して頑張って。今回はすごくアーティスティックな、ドラマの雰囲気を連想させるような感じになっています。

――では最後に、今後の作品について、何か考えていることはありますか？

倉木：今後も、新しい曲をどんどんリリースしていきたいですね。色んな曲をたくさん作って、早くアルバムを聴いて頂けるよう頑張ります！

取材・文：原　宏治