シーズン途中に移籍を志願して世間を騒がせたウェイン・ルーニーが、クラブに対して将来の望みについて答えを求めたことは“間違っていた”と認め、地元ライバルのマンチェスター・シティと契約することは決してないと主張した。

ユナイテッドとの契約延長交渉が一旦決裂した10月、突然オールド・トラフォードを去りたいと移籍志願したルーニー。その理由としてトップクラスの選手たちを引きつける魅力がクラブにないことを懸念したことを挙げ、新たな契約書に署名するのを拒んだ。しかし、移籍宣言から1週間後には5年契約を交わしている。

ルーニーは2010年最後にクラブのテレビ番組MUTVで、今後も長期に渡ってレッド・デビルズに貢献したいと主張し、クラブの将来の計画について難癖をつけたのは間違っていたと謝罪した。

「監督とデイヴィッド・ジルCEOに会って、クラブがどんな野望を持っているのか答えを求めたんだ。今になれば、それは自分にまったく関係がないことだとわかっているけれども、あの時はそう行動することが自分にとって正しいことだと思ってた。最後にはクラブから回答をもらったけれども、過去を振り返ってみて、俺が口出ししたのはたぶん間違いだったと思う」
「ファンの中には俺に失望した人がいるのもわかっている。だけど、あれは自分ではっきりさせないといけないことの1つだったんだ。おかげさまで問題は解決したし、自分が正しい決断をしたと思っているから今はハッピーだ。実際は自分がどこへ行くなんてことは考えなかった。マンチェスター・シティに行くわけがないし、リヴァプールなんてもってのほかだった」

また、現役引退後は監督業に興味を持っていることを明かした。