韓国ネチズンが選ぶ2010年の話題ベスト10

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韓国のインターネット上では、今年もさまざまなニュースが飛び交った。韓国では事件や事故などで社会に大きな衝撃を与え、波紋を呼んだ人物に「○○男、○○女」とニックネームを付けることが多く、今年もさまざまな「○○男、○○女」が登場した。

コミュニティーサイト「DCインサイド」は12月7日から14日かけて、インターネットユーザーを対象に「今年最も記憶に残った“○○男、○○女”」アンケート調査を実施。回答者3776人が選ぶ、今年のベスト10を発表した。


◆1位 慶煕大非常識女(1349票)

慶煕(キョンヒ)大学の女子学生が、校内の清掃員に暴言を浴びせた事件。清掃員の娘が、インターネット上に「慶煕大学の女子学生が母親に暴言を吐いた」と書き込んだことから炎上し、女子学生は後に清掃員とその家族に謝罪する事態になった。

◆2位 ギリシャの芝男(340票)

ギリシャ代表のカツラニス選手が、サッカーワールドカップ(W杯)南アフリカ大会で見せたフィールド上でのマナー。カツラニス選手はギリシャ対韓国の試合で、ゴールを外して悔しがるシーンがあったが、次の瞬間、自分のスパイクでめくれた芝生を丁寧に整え、試合に戻った。これを見た韓国ネットユーザーが、カツラニス選手のマナーに対して賞賛を送った。

◆3位 パラグアイ応援女(278票)

W杯でパラグアイを応援する姿が「美しすぎる」として世界的に有名になった美人サポーター、ラリッサ・リケルメさん。韓国ではW杯後も高い人気を誇り、11月には韓国人男性とデートをするため訪韓した。

◆4位 ローキック女(241票)

女子中学生が、6歳の児童の足にローキックをして転ばせた事件。児童は階段を上ろうとしていたが、突然、蹴られたことから顔をぶつけ、前歯を2本折った。防犯カメラの映像がネットに公開され、ネット上では非難が相次いだ。

◆5位 ネコ虐待女(239票)

マンションに住む女が他人のネコを虐待し、10階から投げ落として殺した事件。ネコはたまたま部屋から逃げ出し、廊下を歩いていたところ、別の部屋に住む女につかまった。動物愛の実践協会が死んだネコの写真をネットに掲載し、女性を非難したことから波紋を広げた。防犯カメラに映っていたネコを虐待する場面も、ネットに公開された。

◆6位 4億ウォンブランド女

テレビ番組で韓国版パリス・ヒルトンとして紹介された女性が、実は番組のやらせだった事件。番組の中で、女性は「両親がくれた小遣いで4億ウォン(約2900万円)相当のブランド品を買った」などと発言したが、後に「台本通りに言った」「現実を10倍誇張した」と暴露。国税庁長官は脱税の有無について調査すると述べるなど、波紋を広げた。

このほか、7位「Tパンティー女」、8位「祝砲女」、9位「ユーチューブ非常識女」、10位「バス男」がランクイン。

ランキングを見たネットユーザーからは、「良くないニュースはみんな女だな」「本当だ、みんな女だね…」「一番酷いのはローキックじゃない?」「そういえば、ルーザー女っていうのもいたな」「女が多いというより、ネット上では○○女が話題になりやすいってこと」「温かいニュースは芝男と、パラグアイ応援女だけだね」といったコメントが集まった。


参照:[年末決算]DC人が選んだ「2010年最も記憶に残る○○男、○○女」事件 - DCインサイド
参照:2010年最も記憶に残る「○○男、○○女」1位は? - イーデイリー


(文:林由美)

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