厚生労働省は、専門26業務と称した違法派遣の指導監督を強化するため、3月から4月にかけて、大手派遣会社を対象とした調査を行うと発表した。

 労働者派遣法施行令が定める専門26業務以外の業務において派遣可能期間を超えて派遣を行っていたり、契約上は専門26業務としている場合でも実態的には専門26業務以外の業務を行っている事案などの適正化に取り組む。

 3月と4月を指導監督期間とし、全国の労働局において、大手派遣会社を中心に、専門26業務での労働者派遣を重点的に調査する。悪質な派遣元事業主に対しては行政処分を実施する予定。

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