″ネガティブキャンペーンは″「疑問点を指摘しただけ」
麻生太郎首相は31日午後、自民党本部で会見を開き、自民党総裁を辞任する考えを改めて明らかにした。
後継の総裁については「新総裁は党員が選出するもので、私としては、強いリーダーシップ、強い信念と持った方が望ましい」、「党の再生のためには、国会議員だけでなく、党員党友の意見を踏まえる必要があり、意見がまとまらないまま拙速に新総裁を決めるべきではないと思う」と述べ、自らの出馬の可能性については「今の時点では全く考えていない」と答えるにとどまった。
今回の総選挙で多くの中堅・若手候補が落選したことについては「党の将来、再生を担う人材が落選したことは残念」と無念をにじませた。
一方、民主党の圧勝で誕生した大量の新人議員に関して記者から尋ねられると「小沢チルドレンという言葉を作りたいんでしょう」、「小沢チルドレンと言う人たちを見たことが無いので今の質問にはお答えできない」と気色ばむ一幕もあった。
また、「"ネガティブキャンペーンは"効果があったと思うか」という質問には、「一概に良かったとも悪かったとも言えない。民主党のマニフェストが実現可能かどうかということに関して疑問点を指摘しただけ」と述べた。
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