4月20日:中国大陸株式市場反発、年初来高値更新

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 4月20日、中国大陸株式市場は反発。上海総合指数は先週金曜より2.14%上昇、2557.46ポイントで取引を終え、年初来高値を更新した。
 上海総合指数は年初より3月末までに30.34%上昇、また深セン成分指数は41.71%上昇し、世界で最も大幅な上昇を記録している。政府による内需拡大政策が徐々に効果を発揮し、マクロデータへ反映されつつあると、楽観ムードも広がりつつある。
 セクター別には、自動車株が上昇。工業情報化部、苗副部長による自動車産業振興政策への取り組み方針が明らかにされたことを好感。上海自動車は3.12%、一汽自動車は2.66%高で取引を終えた。
 また、電子情報産業株も上昇。飛楽股フェンは9.98%上昇、上海貝嶺は9.97%上昇、いずれもストップ高で取引を終えた。中国国務院は15日に「電子情報産業調整・振興計画」を正式に発表。GDP成長率に対して0.7%以上の貢献、3年間で150万の創業機会を創出し、またソフトウェア・情報サービス収入をこれまでの12%から15%まで引き上げるなど、電子情報産業支援における具体的な目標が明らかとなった。
 深セン成分指数は9793.64ポイント、2.23%高で取引を終えた。
 上海・深セン両市場をあわせた売買代金は2223億元(約3兆2056億円)、先週金曜終値比約9%減少した。
 (China Press 2009:KCD)