バルセロナのロナウジーニョは、昨年末に行われたレアル・マドリー戦以来、90分間フルでプレーしていない。クラシコ以降スタメン出場はたった2回、レバンテ戦での73分間のプレーが最高だ。チャンピオンズリーグ、セルティック戦、リーガ、レバンテ戦でスタメン出場したものの、スペイン国王杯バレンシア戦では招集外となり、絶対的スタメンの座を取り戻したとは言えない。ロナウジーニョのフィジカル、パフォーマンスから考えれば仕方のないことだが、彼自身は90分間プレーできると感じている。

「アトレティコ・マドリー戦でベンチスタートになるとは思っていない。いつもプレーしていたいし、ベストを尽くし、チームを助けたい。90分間プレーすることでそれができると思っている」。

 スタメン出場への渇望と自信を見せたロナウジーニョ。だが、スタメンを決めるのはあくまでも監督であるとし、「監督が僕を必要としてくれる時に備え、しっかり準備している。ケガ後は調子もいいし、もっとプレーし、プレーのリズムを掴んでいくつもりだ」とコメント。

 また、噂の絶えない自身の去就についても触れ、「僕の将来については分からない…。将来は神様だけが知っていること。僕はバルサと2010年までの契約があるし、想像つかないよ。僕はここで満足しているし、このチームでとてもうまくいっている。将来はここにあると思うよ」と心境を告白。

 来シーズンもバルサでプレーする可能性が高いことを示唆したロナウジーニョ。彼の将来についてはまさに神のみぞ知るといったところだが、今は目の前にある試合に集中することが何より重要。アトレティコ・マドリー戦、ビジャレアル戦とリーガ後半戦での山場を迎えるバルサ。その間にはセルティック戦も控えている。復調をアピールし、プレーへの渇望を見せるロナウジーニョが本来のパフォーマンスを披露してくれれば、バルサにとってこれほど頼もしいことはない。

(スペイン通信)

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