昨シーズン終了後に11シーズン在籍したレアル・マドリーを退団し、フェネルバフチェへと移籍したロベルト・カルロスがスペインのラジオ局“ラジオ・マルカ”で移籍を決意した理由を明らかにした。

「会長は、契約延長の交渉をミヤトビッチに託していたし、話すことはなかった。僕は2年の延長を望んだけれど、ミヤトビッチは僕に1年だと言ってきたんだ」。

 2年の契約延長を求めたロベルト・カルロスに対し、クラブ側が提示したのは1年。最終的に合意することはなくロベルト・カルロスは移籍の道を選んだ。「あと2年はレアル・マドリーでプレーできたはず」と語ったロベルト・カルロスは、交渉が実を結ばなかったこと、そして新監督となったシュスター監督が彼の残留を望んだか否かを知らないままとしたことを残念がった。11シーズンも在籍したクラブには愛着もあるし、そこで長くプレーしたいと思うのも当然の流れ。それに、まだやれるという自負もあったのだろう。

 また、キャプテン、ラウルと守護神カシージャスがクラブと終身契約を結んだことについても触れた彼は、「クラブの歴史に名を残したサンチス、イエロ、レドンド…といった偉大な選手たちも同じような契約を結ぶに値する選手だ」と自身の見解を述べ、かつてのチームメイトらに敬意を表した。そして、リーガ優勝争いについても「レアル・マドリーが本命」と太鼓判を押し、スペインから離れたトルコから愛惜をこめ、古巣に声援を送った。

(スペイン通信)

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