土曜日に行われたサラゴサ戦で5-0と大勝したセビージャだが、同チームの選手宅がここ終日、強盗の標的となるという災難に見舞われていた。強盗の被害にあっていたのはGKアンドレス・パロップとFWルイス・ファビアーノの自宅だ。

 まずはパロップ。木曜深夜、家族とともに寝ていたパロップの家に泥棒が侵入。しかし、物音に気付いたパロップが様子を見に行くと、驚いた泥棒はそのまま何も奪わず逃走した。一方、深刻な被害にあったのはルイス・ファビアーノだ。翌金曜日、彼自身はチームに合流していたため不在。しかし、自宅にいた彼の奥さんは銃をつきつけられ、時計、宝石など金品を奪われた。

 警察も捜査を開始しているとのことだが、選手も家族も無事だったことは不幸中の幸いだ。立て続けに襲ったチームメイトの災難にメンバーも動揺を隠せないといった様子だったが、ルイス・ファビアーノ自身は気丈にもサラゴサ戦への出場を希望。2ゴールをマークし、チームの勝利に貢献した。また、パロップもサラゴサにゴールを割らせることはなかった。パロップとルイス・ファビアーノの活躍は家族が味わった恐怖を少しでも和らげ、励みになったのではないだろうか。

(スペイン通信)

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