ロナウジーニョは左膝、デコは左足内転筋、とそれぞれ痛みを抱える彼らは、チーム練習から離れリハビリに従事しているが、このケガが仮病ではないかとの噂まで上がるようになってしまった。しかし、チームメイトであるチャビはこの噂を「馬鹿げた噂」と一蹴。チームメイトを擁護した。

「ロナウジーニョとデコのケガが本当かどうかなんて言われているみたいだけれど、馬鹿げているよ。彼らのプロフェッショナリズムに疑いを持つなんて馬鹿げている。メディカルチームの診断もちゃんとある。僕らは彼らと話しているし、彼らに痛みがあるのも知っている」。

「とても真面目なテーマだし、冗談にするなんてもってのほか。それにこういったことは許されるものじゃない」。

 ロナウジーニョとデコのケガは事実だと語ったチャビは、彼らに対する度を超した報道、さらには敬意の欠如に苦言を呈した。

 デコはチーム練習に合流したものの、12日のムルシア戦の招集メンバーからは外れた。ロナウジーニョは引き続き別メニューを行っている。こういったあらぬ噂が出るのもチームが波に乗り切れていないことにあるとも言える。前節、アウェイのマジョルカ戦での勝利に引き続き、ホームでのムルシア戦に勝ち、チーム内に勝つムードを作り上げていくことが大事だろう。

(スペイン通信)