イングランド代表MFデイビッド・ベッカムが、ファビオ・カペッロ新監督にコンディションの良さをアピール。2月6日に控えるスイスとの親善試合で代表100試合出場を達成すべくアーセナルの練習に参加しているベッカムは、「試合に出る準備は整っている」と語った。

ロサンゼルス・ギャラクシーに所属するベッカムは、現在アメリカのメジャー・リーグ・サッカー(MLS)がシーズンオフのため、プレミアリーグで首位を走るアーセナルの練習に参加している。ほぼ5週間ぶりに身体を動かしたというベッカムは、カペッロ政権の船出となるスイス戦への出場に意欲をみせた。

「才能豊かな選手が集まったプレミアリーグのクラブで練習に参加できて非常に嬉しい。ここは自宅からも20分の距離だしね。5週間くらいほとんど何もしていなかったけど、彼らと練習してコンディションを取り戻しつつある。MLSのシーズンだけじゃなく、イングランド代表の試合にも出場できるよう調整するつもりさ。コンディションは思っていたよりもずっと良い。初日はチーム練習に参加して、2日目と3日目はトレーナーと練習をした。カペッロ監督のチームに呼ばれるよう、とにかくコンディションを整えたい。いつでも試合に出場できる状態にしておきたいんだ」

 イタリア人のファビオ・カペッロを監督に向かえ、大きな変革の時を迎えようとしているイングランド代表。「代表100キャップのためだけにトレーニングしているわけではない」と語るベッカムだが、スイス戦が今後の試金石となることは間違いない。最高の環境でコンディションを整えるベッカムは、カペッロ政権でいかなる扱いを受けるのだろうか。