1月1日から解禁となった冬の移籍マーケットでチェルシーの獲得のターケッドとなっているのは、バレンシアのFWダビ・ビージャとセビージャのDFダニエウ・アウベスであると英紙“デイリー・ミラー”が報じている。

 同紙によると、チェルシーのアブラモビッチ・オーナーは、同オーナーが希望しているビージャ、アウベス、そしてFWニコラ・アネルカ(ボルトン)、DFブラニスラフ・イバノビッチ(ロコモティフ・モスクワ)獲得に向け8000万ユーロ(約128億円)の小切手を切ることに同意しているとのこと。

 相次ぐ主力選手の負傷離脱に悩まされるチェルシーは、1月下旬から始まるアフリカネーションズ・カップでさらに4選手が離脱することもあり、この冬の移籍マーケット期間中に補強に動くことは確実。アブラム・グラント監督もフォワードの補強は必要とコメントするなどビージャとアウベスをベンチに迎えるという方針には賛同している。

 チェルシーは昨夏にもビージャとアウベスの獲得を狙っていたが、最終的に移籍とはならなかった。ビージャの場合、チームの大改革でゴタゴタが続いており、彼の代理人も「ビージャは勝者のクラブにいたいと思っており、敗者のクラブにいるべき選手ではない」とビージャの移籍をちらつかせるコメントを出している。おそらくビージャもそう思っているに違いない。

 豊富な資金力をバックにチェルシーがビージャとアウベスの獲得となるのか。今のところ冬の移籍マーケットで目立った動きはないが、今後の動向に注目が集まる。

(スペイン通信)