ボルトンのFWニコラ・アネルカが今冬の移籍マーケットで移籍を希望すると公言。新天地の候補については、チェルシーとマンチェスター・シティの2チームに絞ったようだ。

 フランスのスポーツ紙『レキップ』のインタビューに応じたアネルカは、1月中の移籍を実現させるべく水面下で動いていることを明らかにした。中でも、チェルシーについてはクラブ同士の交渉がすでに始まっており、合意に至る可能性が高いことを示唆している。

「ボルトンとチェルシーの会長同士が交渉を進めている。僕としては移籍が実現して欲しいと願っているよ。チェルシーならチャンピオンズ・リーグにも出場できるからね。でも、新しいユニホームを持って記者会見に出席するまでは何とも言えないよ」

 さらにアネルカは、マンチェスター・シティ移籍の可能性についても言及。スベン・ゴラン・エリクソン監督の存在を挙げて、2005年まで在籍した古巣への復帰もあり得るとしている。

「僕はビッグクラブに移籍したいんだ。そして、エリクソン監督の下、マンCはビッグクラブへと成長しつつある。それに、エリクソン監督とは縁もある。彼が監督をしていた当時のラツィオに移籍が決まりかけたこともあったからね」

 昨年8月にボルトンとの契約を4年間延長しているアネルカだが、移籍の決意は固い様子。「ボルトンに不満はないし、残留になったとしても苦痛ではないよ」と語るフランス代表だが、気持ちはビッグクラブでのプレーに傾いているようだ。交渉の行方によっては、近日中に新天地のユニホームを持って記者会見に臨むアネルカの姿が見られそうだ。