ユーロ2008本大会出場のキップは手にしたフランス代表だが、16日のモロッコ戦(親善試合)、21日のウクライナ戦とともに2―2で引き分け、今後にやや不安を残した。いずれもゴールキーパー(ランドロー、フレイ)のミスが失点に絡んでいる。

 そんな中、8月2日に左膝の靭帯断裂という重傷を負ったグレゴリー・クペ(リヨン)が22日、トレーニングを再開した。レキップ TV が伝えている。クペは、先のW杯予選でフランスのゴールを守り、本大会では長期出場停止から復帰したバルテズの控えに甘んじたものの、W杯後は不動の正GKだった。

 「ゴールキーパーには“格”がある」というドメネク監督の信念が正しいかは別として、ランドローとフレイがこの2試合で不安なところを見せたときだけに、クペの復帰には期待がかかる。復帰戦は早ければ年内にも訪れそうだ。