強豪スウェーデンを圧倒したスペイン<br>【photo by B.O.S.】

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 17日に行われたユーロ2008予選Fグループ、本大会出場を懸けたスウェーデンとの大一番は、カプデビーラ、イニエスタ、セルヒオ・ラモスのゴールでスペインが3-0で完勝、本大会出場を決めた。

 チャビを中心に序盤からスウェーデンを圧倒したスペイン。CKのチャンスからカプデビーラが先制し、落ち着いたスペインはその後も試合を優位に進め、チャビ、カプテビーラ、イニエスタのコンピネーションプレーから見事な2点目が決まる。後半にはセルヒオ・ラモスのダメ押し弾。ボール支配率64%で、スウェーデンにチャンスらしいチャンスを与えず、直接のライバルを下したスペインが勝ち点25でグループ首位に浮上。2位以内を確定し、ユーロ2008本大会出場の切符を手に入れた。

 北アイルランド、スウェーデンに連敗し、一時は崖っぷちに立たされていたスペインだが、その後は7勝1分けで負け知らず。それでもスペイン国内ではルイス・アラゴネス監督の招集メンバー、采配を巡って批判も集まった。そんな中での予選突破にアラゴネス監督は、「本大会出場が決まりとても満足している。私はスペインがグループトップで通過することに期待している。テクニック的にはグループの他のチームよりも優れているし、今夜はそれをハッキリと証明した」とコメント。まずは安堵といったところだろう。また、ユーロ本大会後に同国の代表監督を辞めるつもりであることも明らかにした。

 本大会出場を決めたスペインは21日に北アイルランドとの最終戦を迎えるが、グループ首位をキープし、いい形で締めくくるためにも勝利を目指す。

(スペイン通信)