リーガチャンピオンになるには、アウェイの試合で勝ち点3を積み重ねていくことが重要であることは監督も選手も分かっている。試合前には流れを変えるためにも激しくいくと語っていたバルサの選手達。しかし、バルサはまたしてもアウェイで酷い試合を展開し、勝ち点1獲得どころか、貴重な3ポイントを失った。

「最大の責任は自分にある」と試合後に語ったライカールト監督だが、キャプテン、プジョールはこれに異を唱えた。

「監督には同意できない。責任はチームのみんなにある。ピッチで戦っているのは僕ら。勝たなきゃいけない試合を落とした僕らに責任はある。アウェイでの僕らには激しさが欠けている。僕にはたくさんのことが不足しているんだ。それは変えなきゃいけない。でも最悪なのは、試合の後にいつも僕らは同じことを言っているのに、何も変わってないことなんだ。昨シーズンのことを言う必要はない。でも今の僕らがしていることは、ファンに昨シーズンのことを思い出させてしまっている」。

 激しさのないチームの戦いぶりに悔しさをぶつけたプジョール。バルサの選手達は、土曜日のヘタフェ戦で自信なさげに戦い、勝者のメンタリティというものを失っていたように感じられた。

 カンプ・ノウでのプレーと同じようにアグレッシブに、そして激しさを持って戦えば、結果はついて来るはずなのだが…。内弁慶っぷりを発揮し続けるバルサ。この迷走から脱出できるのだろか…?。

(スペイン通信)